「南国の楽園」が大迷惑!ロシア人とウクライナ人によるヤバいトラブル多発

 南国の楽園として知られるインドネシア最大のリゾート地、バリ島。そんな楽園で今、戦禍を逃れてきたロシア人とウクライナ人らによる公共秩序を乱す行為が急増、当局が頭を痛めていると18日のCNNが伝え、波紋が広がっている。

 インドネシア政府によれば、22年度のロシアからバリへの渡航者数は5万8000人。新型コロナウイルスの落ち着きもあり、今年は1月だけで約2万3000人のロシア人がバリ島を訪れているという。一方、ウクライナからの渡航者も22年は7000人以上、今年1月は約2500人が入国したとされる。

「コロナ期間を除けば、近年のバリ島への外国人訪問者数は年間およそ550〜600万人。その多くが中国やオーストラリア、インド、英国からの渡航者ですが、経済の80%を観光収入に頼っているバリでは基本、ほとんどの国からの渡航者を分け隔てなく歓迎してきました。ところが、渡航者数が増えれば当然、なかには問題行動を起こす輩も出てくる。昨年はロシア人のインフルエンサー夫婦が、バリ住民にとって神聖な樹齢700年のバンヤンツリー上であられもない“生まれたままの姿”になって写真を撮影。また、到着ビザで入国したロシア女性3人が体を売る行為をおこない、国外追放されたことが大きなニュースになった。当局も、到着ビザ発給後の無法行為に、これ以上目をつぶっているわけにはいかなくなったわけです」(全国紙記者)

 到着ビザとは、空港や港湾などに到着した後、外国人旅行者に向け発給されるビザのこと。現在、インドネシアでは86カ国を対象に同ビザを発行しているが、むろん、このビザは観光など単純訪問での利用を目的としたもので、労働に就くことはできない。
 
 だがCNNによると、3月だけでも4人のロシア人が現地で就労して、ビザ規則違反で追放されているという。

「バリ州では外国人によるノーヘルでのレンタルバイクの運転や、運転免許証不所持等の問題が多発。同州のワヤン知事はSNS上で『両国市民は戦争中だからか、仕事を探すためにバリに集まっている』とし、ロシアとウクライナ両国民によるビザ規則違反事例が多いとして、レンタルバイクの使用禁止も計画しているとコメントしています。また、同メディアは『外国人の素行不良の通報を受けると十中八九がロシア人だ』という現地警察官の声も伝えています」(同)

 これらの現状を踏まえバリ当局は12日、ロシアとウクライナ国籍者に限り、到着ビザ発行の中断を司法省に要請。中央政府はバリ当局の要請に応じるか決定していないものの、インドネシアのサンディアガ・ウノ観光相は地元メディアに「関係各位と詳細を協議する予定」と語っている。

「バリの魅力はなんといっても、インドネシア政府による80カ国以上の国に対する入国時の『到着ビザ』政策。ビザの有効期限は30日ですが、1回まで延長が認められ、合計60日間滞在が可能になる。ただ、今回の協議いかんではロシアとウクライナの到着ビザは停止される可能性もある。一部の不届き者の行動でこれ以上、国際関係にヒビが入らないよう願うばかりです」(同)

 本来ならば、どの国の人々に対してもウエルカムの楽園が今、大きく揺れている。

(灯倫太郎)

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