「県民ハラスメントはもういい」カズレーザーの至言に埼玉&千葉住人が大きくうなずいた

 お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーが、「永遠のライバル」といわれる埼玉県と千葉県の対決に持論を述べた。SPキャスターを務める情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)での発言だった。

 番組では、旅行ガイドブック「地球の歩き方」の埼玉版が3月2日に発売されたことを特集した。その中で、埼玉版より早く2022年12月に発売された同ガイドブックの千葉版との比較をしたのだが、結果は、本のページ数、グラム数とも千葉版が僅差で上回って「勝利」したのだった。

 埼玉と千葉はとかくライバル視されており、この日の放送でも両県の対決を煽るかのようにガイドブックが紹介された。この「埼玉vs千葉」について、埼玉出身のカズレーザーはライバル意識を出すのかと思いきや、意外な意見を開陳した。

「埼玉県民はなんとも思ってないと思います。千葉と戦わされているのが申し訳ないと思っている」

 続けて、「たまたま(埼玉や千葉で)生まれて、みんな(そこで)育っているだけで(対抗心はない)。みんな、そういう感覚だと思います」とその理由を説明。最後に「どこかとどこかを戦わせるみたいな、県民ハラスメントはもういいんじゃないかなと思います」と締め括った。

 カズレーザーの持論について、視聴者からは「県民ハラスメント、まさにそう。無理やり対立構造をつくるのはウンザリ」「埼玉と千葉を戦わせても意味がない」と賛同する意見が寄せられた。テレビ誌ライターも言う。

「特定の都道府県同士を戦わせることには意味がないと思っている視聴者が実は多かったということでしょう。埼玉と千葉に住んでいる人は、日常的に隣県に対抗心を燃やしているわけはなく、心の底ではどうでもいいと思っているのでは。それにしても、ガイドブックのページ数や重さを比較して何の意味があるのでしょうか。よほどネタに困っていたのかもしれません」

「埼玉vs千葉」は、もはやギャグではなく県民ハラスメントなんだと喝破したカズレーザーの見識が賞賛されたのである。

(石田英明)

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