お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーが3月17日、SPキャスターを務める情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)に出演。3月16日に行われた野球の世界一決定戦「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC(WBC)」準々決勝のイタリア戦で大谷翔平選手(エンゼルス)が決めたセーフティバントについて持論を述べた。
焦点となったのは日本の3回裏の攻撃。1死1塁の場面で、3番の大谷は意表をつくセーフティバント。相手守備のミスを誘い、1死1、3塁とチャンスを広げた。4番の吉田正尚(レッドソックス)の内野ゴロの間に日本は1点先制。5番の村上宗隆(ヤクルト)が四球を選び、2死1、2塁となる。続く6番・岡本和真が3ランホームランを放ち、4-0と突き放した。
番組では、スポーツ紙がホームランを打った岡本ではなく、バントを決めた大谷を1面で取り上げたことを紹介。スタジオ出演者らも大谷のバントを称賛する中、カズレーザーは「(大谷に)続くチームメイトが(自分と)同じ打撃力を持っていると信頼があるからできる」バントと解説しながらも、「やっぱり岡本選手の3ランが一番の大手柄だと思うんですけど。3ランホームランがバントに負けるんですか? 1面取れないって、こんなことあるんすか。すごいっすね」と本音を漏らした。
カズレーザーの発言について、視聴者の間では「大谷のバントは確かによかったけど、1面は岡本のホームランにしてよ」「カズレーザーの言う通り、すごかったのは岡本」と賛同する声が出ていた。
「カズレーザーはWBCにけっこう熱を入れているようです。先日の同番組でも仕事の都合で日本対中国戦が見られず、残念だったことを吐露しました。今回はWBCに興味があるだけでなく、報道の取り上げ方にも一石を投じました。大谷のセーフティバントも驚きでしたが、他の選手が同じことをやっても、これほど注目されなかったのではないでしょうか。やはり、イタリア戦での殊勲賞はカズレーザーが言うように岡本でしょう」(スポーツライター)
日本代表のWBC決勝ラウンドの行方はもちろん、今後のカズレーザーのコメントにも期待だ。
(石田英明)