JAL「ANAの後追い」で格安セールをしたものの…「開始直後の販売中止」に批判殺到!

 3月9日、JALが国内線のすべての路線を一律6600円とするタイムセール「JALスマイルキャンペーン」を開始したところ、その直後から、公式ページにアクセスが集中し、18時間もの間、サイトがダウンする事態が発生してしまった。キャンペーンだけでなく、ウェブチェックインなどもできない状況となっていたことから、同社には苦情と批判が殺到した。

「セールでは、ゴールデンウイーク期間を除いた4月14日から6月30日までの国内線チケットを、どこでも片道6600円で提供。『神セール』として大きな話題となっていました。しかし、キャンペーンがスタートした9日の午前0時直後から公式ページに『現在、アクセスが集中しております』と表示され、購入できない状況になったのです」(旅行誌ライター)

 サイトがダウンしてしまったことから、チケットが購入できないだけでなく、チケット予約の変更などもできなくなった。JALは「アプリを使用して」と呼びかけたが、アプリでも不具合が発生したとの報告もあり、結局、タイムセールは中止。3月12日から発売予定だった6月搭乗分も販売を取りやめると発表したのだ。

「あまりにもお粗末なJALの対応にネット上では厳しい声が相次いでいます。2月28日はANAが国内線どこでも片道平日7000円/土日1万円セールを実施した際には大きなトラブルはありませんでしたからね。後追いで始めたキャンペーンで、アクセスが集中することもわかっていながら、ここまでの大規模障害に陥ってしまうのは恥ずべき事態。しかもJALはここ最近、システム障害をたびたび起こしていたことから、なぜもっとちゃんと準備を整えることができなかったのかと、怒りの声が出てしまうのも当然です」(フリージャーナリスト)

 JALによればセールの再開については未定だというが、このまま「なかったこと」にするようなことがあれば、さらに批判は殺到するだろう。

(小林洋三)

*写真はJALホームページより

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