バイトテロ経験者が激白!「迷惑動画炎上」その後の人生とは?

 回転寿司店をはじめ、飲食店などで相次いでいる迷惑動画。かつてのバイトテロを彷彿とさせる内容だが、炎上後に彼らがどうなったのかまでは報じられていない。そこで今回、炎上後のてん末について2010年代に起こったバイトテロの当事者から話を聞くことができた。

 現在20代のAさんは、某飲食チェーンで発生したバイトテロで撮影を担当。当時、高校生だった彼はバイト仲間と悪ふざけした様子を投稿すると翌日にはネット上で大炎上。この時点でチェーン名は特定済みで、社内調査で数日のうちにバレてしまったという。

「もちろん、全員解雇。ただ、社長の恩情で警察への被害届も賠償金もありませんでした。一連の迷惑動画投稿では未成年だろうと被害届が出されているので、彼らに比べればかなり恵まれていたと思います。でも、両親が会社の人に土下座する姿を見たときは辛かったですね。しかも、この件を機に私は親から見放されてしまいました」(Aさん)

 動画には映っていないのでネット上での身バレはなかったが両親からは突き放され、「大学の学費は出さない」と宣告。受験を諦め、高校卒業後は就職を余儀なくされたという。

「家では邪魔者扱い。親の愛情は弟に注がれ、居心地が悪くなって就職して半年後に家を出ました。以来、ほとんど戻っておらず、連絡もないです。自分が悪いのですが、親との関係はずっとこのままかもしれません」(Aさん)

 一方、Bさん(20代)も別の飲食チェーンでバイトテロをやらかした張本人。夜遅い時間帯でお客もまばら、バイトしか居なかったので調子に乗って悪ノリしてしまう。友人たちに向けて投稿したものだったが本人の予想に反してバズってしまったそうだ。

「今ならあんな動画をアップすれば炎上すると理解できますが、あのときはそこに考えが及びませんでした。炎上してヤバい、どうしよう…ってビクビクしながら数日間過ごし、大学の休み時間に店長から呼び出しの電話。すべてが終わったと悟りました」(Bさん)

 店側は店内の清掃と一部の設備・備品の交換費用として1人あたり約50万円を請求。自分ではお金を用意できず、親に払ってもらったが大学を辞めさせられてしまう。その後は親族が経営する会社で働くことになり、選択肢は他になかったと振り返る。

「ネット上での身バレはなかったけど、真面目に働いていたバイト仲間たちは自分が犯人の1人だと知ってます。自分が逆の立場なら誰かに喋ってると思うし、SNSで誰かに暴露されるんじゃないかっていう恐怖は今でもあります」(Bさん)

 検索すれば今でも簡単に動画を見ることができるバイトテロ。迷惑動画も同様でネット上で拡散された以上、このデジタルタトゥーから一生逃れることができないのだ。

*写真はイメージです

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