15日、「山口県の正社員100社近く落選しました」とツイッターで衝撃の告白を行った元迷惑系ユーチューバーのへずまりゅう。その直前には自身の履歴書の画像を公開しているが、気になったのはその経歴。
職歴には大学卒業後、4つの会社が記入されているが、うち3社は東証プライム上場企業。さらに資格欄には自動車普通免許以外に「危険物取扱者乙種4類」「クレーンデリック運転士 限定なし」「ボイラー技士2級」「酸素・硫化水素危険作業主任者」の工場作業の業務で重宝される4つの資格を所有しているとある。
「職歴を見ると、一番長いところで2年半、その他は1年未満の退職なのがネックですが、それでも31歳で100社近く不採用というのは通常ありません。でも、現在は会社側が応募者の名前をネット検索するのは当たり前のこと。採用担当者が彼のことを知らなくても情報が出てきた時点でアウト。迷惑系ユーチューバーとしての過去がデジタルタトゥーとして残っていますからね」(転職コンサルタント)
へずまは21年8月、スーパーで精算前の魚の切り身を食べた迷惑行為で威力業務妨害や窃盗の罪で懲役1年6月、執行猶予4年の判決が下されている。
「過去にバイトテロを起こした者も同様で、特定班と呼ばれる人たちに個人情報が特定され晒された者も多い。その情報がネット上に放置されたままで彼らの就職の妨げになっていることもあります」(前出・コンサルタント)
実際、あるバイトテロで世間を賑わせた過去を持つ男性A氏は、就職活動で50社以上に応募して全滅。父親が会社経営者の知人に頼み、そこで働かせてもらっていたが同僚にバレたことで居づらくなって辞めたという。
「結局、今はガテン系の仕事で食い繋いでます。開き直れたらいいけど、そんな勇気もない。ひとたび炎上すれば、騒動が終わっても当事者には地獄がずっと続くんです」(A氏)
仲間ウケを狙った冗談半分のおふざけ動画や画像であっても安易にSNSに投稿するのはやめておいたほうがいい。