「女性83人殺害」ロシアの連続殺人鬼が「特赦狙い」傭兵部隊に志願で大波紋!

 連続殺人犯でも使えるものは使え…何でもありの状態になってきたのだろうか。

 1月15日、英紙「デイリーメール」「ザ・サン」などの複数メディアが、シベリアのアンガルスクなどで1992〜2010年までに、少なくとも83人の女性を殺害したとして、終身刑で服役中の元警察官、ミハイル・ポプコフ受刑者がウクライナ戦争への参戦を志願しているという衝撃的なニュースを伝えた。

 シベリア第3の都市クラスノヤルスク地方ノリリスク出身の同容疑者は、警官として公務にあたっていた95〜98年の間に次々に犯行を重ね、その後、警察を退職。逮捕時には金属パイプの工場で働いていたというが、

「容疑者は2012年に逮捕後、2018年から2回の終身刑に9年の懲役刑が加算され現在服役中だといいます。有罪判決に至ったのは78人の女性に対する殺害容疑ですが、警察は実際の犠牲者を200人に近いとみているようで、同容疑者のターゲットはいずれも一人暮らしの女性。殺害後遺体を傷つける犯行手口から、ロシアメディアでは『人狼』『アナガルスク狂人』さらには『水曜日の殺人者』と命名され、センセーショナルに報道されていました」(全国紙記者)

 記事によれば、そんなシリアルキラーが国営テレビとの獄中インタビューで、「赦免が可能な軍隊に入るのが囚人の夢だ」「過去に無線電子機器を扱ったことがあるが、今も軍隊でその技術がかなり必要だろう」と語ったというのだから、話は穏やかではない。

「プーチン大統領が、殺人や強盗などの重犯罪で服役し、出所した前科者も軍動員を許容する法令に署名したのは昨年11月。それまでは軍への服務が禁止されていた前科者の徴集が可能になりました。ワグネルのプリゴジン氏は現在もロシア中の刑務所を回り『半年後には特赦となり家に帰れる。考える時間は5分だ。私がここにいる間に決めろ』と受刑者のリクルートに余念がなく、スカウトする際には主に殺人を躊躇しない凶悪犯に重点を置いていると言われますからね。米国防総省の高官によれば、ウクライナで戦うワグネル兵5万人のうちおよそ4万人が受刑者だという指摘もあり、今回、国営テレビがあえてこの時期にポプコフ受刑者とのインタビュー映像を流したことを考えると、傭兵部隊参加への布石である可能性が高い。むろん、最前線で6カ月戦闘に参加して帰還すれば恩赦を与えるという条件でのスカウトですから、無事に戻れれば、80人以上を殺した連続殺人犯が野に解き放たれてしまうことになります」(同)

 先日、ワグネルと近い関係のスロビキン総司令官が任命からわずか3カ月で副司令官に降格させられ、新たな総司令官に制服組トップのゲラシモフ参謀総長が任命された。ゲラシモフ氏とプリゴジン氏とは対立関係にあるとの噂もあり、今回のポプコフ受刑者参戦はプリゴジン氏による、プーチン氏へのアピールという説もあるが…。

 いずれにせよ、ロシア全土を震撼させた連続殺人鬼が戦場へ送られ、そのまま釈放される可能性があるという異常さに驚きを禁じ得ない。

(灯倫太郎)

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