原作ファン激怒!?「偽装不倫」の韓国人設定が変更された理由とは

 7月10日に放送された杏主演のテレビドラマ「偽装不倫」(日本テレビ系)の視聴率が、10.1%だったことがわかった。だが、内容を疑問視する声もあがっているという。

「『偽装不倫』は、『東京タラレバ娘』などのヒット作で知られる東村アキコ氏の同名漫画をドラマ化したものです。そして主演は、ドラマ『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)で高視聴率を連発した杏が務めるということで期待されましたが、視聴率はギリギリ2ケタという結果に。同ドラマは、32歳独身の主人公が博多へ一人旅に向かう飛行機の中で、イケメンに対し『既婚者』だと嘘をついたことから始まるラブコメディです。しかし、ドラマファンからは『杏は好きだけどストーリーが面白くない』『そもそも独身なのに結婚してるって嘘つく設定自体がドキドキしない』と、役者よりも脚本に対する不満が多くあがっています」(テレビ誌記者)

 また原作では、イケメン役がジョバンヒという名の韓国人なのだが、ドラマでは宮沢氷魚演じる日本人に変更されている。すると原作ファンからも「私は韓国人のジョバンヒが好きで、その設定が好きだったのになんで全然ちがうの? ガッカリ」「韓国人設定じゃなかったから観るのやめた」「原作だと韓国旅行なのになんで博多なの!?」と批判が相次いでいる。

 今回、ドラマの設定を変えたのは炎上を避けるためだった可能性があるという。

「第1話は、主人公が旅先で出会った男性に『不貞しませんか?』と提案され、あっさり抱かれてしまうというだけのストーリーです。そのため、もし設定を原作通りにすれば、物議を醸しかねない。特に現在は、日韓関係が悪化していますから、偽装設定とはいえ日本人と韓国人の不貞を描けば炎上する可能性があります。今、テレビ局は炎上でスポンサーに苦情が行くことを恐れていますから、今回はやむを得ず変更したと思われます」(前出・テレビ誌記者)

 現在、輸出規制措置をめぐり、日韓関係は特に冷えこんでいるため、原作通りにドラマ化するには時期が悪かったのかもしれない。

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