ロシア軍基地爆発にシュワちゃん!?「モーニングショー」の解説にツッコミ

 ロシア国内の空軍基地で相次いで爆発が確認されたのは12月5日。モスクワから200キロの距離にあるジャギレボ空軍基地で燃料が爆発して3人の死者を出し、その南東に位置するエンゲリス空軍基地では爆撃機2機が損傷を受けた。

 12月14日放送の「羽鳥慎一 モーニングショー」(テレビ朝日)でこの話題を取り上げた際、意外なハリウッド俳優の名が飛び出し、視聴者からツッコミの声があがっている。この日、解説を務めたのは防衛省防衛研究所の高橋杉雄氏。爆発が起きたのは、ウクライナを攻撃する爆撃機の「出撃拠点」だったことを指摘し、「(ウクライナの)電力インフラへの攻撃を阻止する、妨害する」という狙いがあったのではないかと説明した。

 無人機やドローンによる攻撃の可能性が指摘される中、コメンテーターでジャーナリストの浜田敬子氏は「(国境から)数百キロの距離があって、精度を上げるためにウクライナ軍の特殊部隊がロシア国内に入って、工作をしたのではないか」という一部報道に触れて、クリミア大橋の爆破にも特殊部隊が関与していた可能性について言及。高橋氏に「(特殊部隊が)ロシアの領内に入っている可能性」について質問した。
 
 高橋氏は「特殊部隊といっても、なんだろう…ランボーとか(アーノルド・)シュワルツェネッガーみたいな、ああいう人ではなく、普通に民間人にまざって情報収集するような人だと思います。おそらく特殊部隊が参加したとしたら、爆撃機が集まっているタイミングを現地の近くで観測して、『今撃つべきだ』というような、そういう情報を送ったんだと思いますね」と回答。さらに「(爆撃の)タイミングが非常に重要。タイミングを計るために特殊部隊が状況を見ていた」と語ると、浜田氏は「スパイみたいな人ですね?」と尋ね、高橋氏も「そうですね」と、特殊部隊による直接的な攻撃をやんわりと否定した。

 特殊部隊が敵国の領内に潜入して破壊工作を仕掛けるというのは、やはり映画の中の話のようだが…。高橋氏の「ランボーとかシュワルツェネッガーみたいな」という発言に反応した視聴者からは、《ランボーとシュワちゃんを同列に…》《シュワちゃんの名前出てきてびっくりした》《ランボーは映画のタイトルだから、ランボーとかコマンドーとかにすべき》といったツッコミの声が相次いでいた。

「特殊部隊と聞いて、確かに『ランボー』を思い起こす映画ファンは多いかもしれません。一方、アーノルド・シュワルツェネッガーは『コマンドー』や『プレデター』『レッドブル』で軍人役を演じているので、役名よりも俳優名のほうがしっくりくるのかもしれません」(映画ライター)

 ロシアのウクライナ侵攻の話題でシュワちゃんの名前が出るとは…多くの視聴者が不意を突かれたようだ。

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