ラッパーのCz TIGER(シーズ・タイガー)さんが、Uber Eatsで注文した「ローストビーフ寿司」が商品写真と実物があまりにも違いすぎると、自身のツイッターに写真付きで投稿。同様の被害報告がリプライで殺到している。
11月27日、Cz TIGERさんは「コレはえぐいって。わろてもうたわ 」という一文と共にUber Eatsで届けられたローストビーフ寿司の商品写真と実物の写真を並べてツイート。商品写真ではサシの入った大ぶりなローストビーフがシャリを隠すように乗っているのだが、実物写真ではほぼ火の通りきった小さくて固そうなローストビーフが、大きなシャリの上に添えられているような状態。「ローストビーフより干し肉よりの寿司というかなんとゆうか、、、」と困惑した様子だった。
これがネット上で話題を呼び、Cz TIGERさんの投稿にはUber Eatsの注文で同様の被害を受けたというユーザーたちの写真付きリプライが殺到。小さなホタテの切り身が3切れしかない「ホタテ丼」や、完全に火が通りきった「レア赤身牛カツ」、普通サイズの唐揚げが2つだけ乗った「メガ唐揚げ丼」などなど、メニュー詐欺とも思える写真が続々と寄せられた。
「フードデリバリーでこうした写真詐欺メニューを提供している多くは、ゴーストレストランと考えられます。ゴーストレストランはデリバリー専門で実店舗を持たず、一つのキッチンで複数の店名を使いまわして営業するレストランのこと。写真詐欺メニューといえば、スカスカおせち事件で知られるグルーポンの『バードカフェ 謹製おせち』が有名ですが、こちらはしっかりと店舗も存在し、購入者に返金とお詫びの品が送られていました。しかし、ゴーストレストランは写真詐欺が問題となっても基本的には返金などの対応はしてくれないところも多く、実店舗が存在しないためすぐに名前を変えて再出店するなど、なかなか被害を止めることが難しいようです」(フードジャーナリスト)
ゴーストレストランは保健所も実態を把握できないといい、衛生面もかなり怪しい場合があるという。フードデリバリーで注文する際は十分に注意した方がいいだろう。
(小林洋三)