B 阿部ヘッドが2軍監督時代に目をかけてきた、若手や外国人がことごとくクビになっていますよね。少なくとも育成手腕にはバツが付けられています。
A 大した後継者がいないから、現体制を代えられない。だからか、チームの全権を握る原監督のやりたい放題が止まらない。新しく招聘した、重婚不貞騒動の鈴木尚広コーチ（44）にしても「いろいろあって金がないらしいから、かわいそうじゃないか」なんて理由で入閣を決めたらしいよ。
D もはや、原監督に鈴を付けるのは不可能です。そんな悩ましい実情を前に、読売本社サイドはウルトラCとして「イチロー監督」のカードをキープしたいようです。
A 対して、チームの色がガラっと変わりそうなのが阪神だな。岡田彰布監督（64）のコメントはキャッチーだから紙面映えするよ。
E（在阪スポーツ紙記者） いやいや、何をおっしゃいますか! 現場の記者たちはホンマに苦労してまっせ。「アレ」や「お〜ん」がおもしろおかしくクローズアップされとりますが、その内情は語彙力に乏しい抽象的なものなんですわ。せやから、取材のたんび、番記者たちでメモの内容や意訳をすり合わせる作業が必須になるんやから（笑）。
C 言葉足らずなのは相変わらずだな。それでも、FA組が全員残留を決めたのは朗報だった。
E 西勇輝（32）が宣言残留を決めた理由は嫁さんでっせ。ホークスが獲得に動いとったけど、福岡への引っ越しはおろか単身赴任も認めてもらえず。どうも、コロナ禍に発覚した不貞が尾を引いているみたいやわ。
B 同じく関西の古巣・オリックスからも、投手陣が盤石なだけにお呼びがかからなかったようですね。
A そうは言っても、オリックスは野手の補強には積極的だよ。中でも相思相愛なのは西武の森友哉（27）かな？
E 森の移籍先でマストになるのはDH制があるかどうか。新チームで、ペナントレース全試合のマスクをかぶる器量がないのを本人も自覚してるようやわ。
D あと、日本ハムの近藤健介（29）にも触手を伸ばしています。ポスティング移籍が濃厚な吉田正尚（29）の後釜候補。中嶋聡監督（53）とは日ハム時代から師弟関係が続くだけに、国内FA市場の目玉である森＆近藤のW獲得の可能性も大いにあります。
C さすが2年連続リーグ優勝と26年ぶりの日本一を達成したチームはイケイケだな。長谷川滋利副GM（54）が退任したのもうなずけるよ。
D 大リーグにならって、スコアラーを廃止してアナリストを設置するなど、球団の改革を訴えてきましたが、ほとんどの意見が通らなかったそうです。ただでさえ、中嶋監督と福良淳一GM（62）体制は不動のものになりましたからね。仮に残留しても発言力は無に等しかったでしょうね。
A（スポーツ紙デスク）／B（民放局ディレクター）／C（スポーツ紙遊軍記者）／D（スポーツライター）／E（在阪スポーツ紙記者）
＊週刊アサヒ芸能11月24日号掲載
