この正念場こそグループとしての真価が問われる!?
大みそか恒例の「第73回NHK紅白歌合戦」(NHK)の出場歌手が16日に発表され、アイドルグループ「櫻坂46」が落選。坂道ファンからは悲しみの声が上がっている。
姉妹グループである乃木坂46、日向坂46はそれぞれ連続出場を決めたものの、櫻坂は選外に。改名前の欅坂46時代から続いていた連続出場記録が「6」で途絶えてしまった。
これを受けて2代目キャプテンを務める松田里奈は同日に自身のブログを更新し、「先程発表がありましたが、櫻坂46は残念ながら今年の紅白歌合戦さんに出場する事は叶いませんでした。私自身とてもとても悔しい思いでいっぱいです。いつも応援してくださっているBuddiesの皆さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、無念さを滲ませている。
「櫻坂は今月8日、9日の東京ドーム公演をもって、グループ初期からキャプテンを務めてきた菅井友香がグループを卒業。欅坂時代を支えてきた22名いた1期生も現在は5人まで減っています。世代交代の流れ自体は大所帯で活動している坂道系グループの宿命とも言えますが、櫻坂の場合は特に世代交代に苦戦している印象が強い。というのも、“笑わないアイドル”というクールなイメージを定着させ、他のアイドルとは一線を画して異彩を放っていた欅坂時代のインパクトが強すぎるがゆえに、苦しんでいる部分も多いはず。20年10月に改名して以降、徐々に櫻坂のカラーが確立され始めていますが、それに伴ってどうしても離れていく欅坂時代からのファンも出てきます。事実、9月から行われた全国ツアーも特に地方公演は空席が目立っていましたからね。菅井の卒業によって状況が厳しくなることも予想されます」(アイドル誌ライター)
ファンからも「櫻坂、ダメだったか…」「紅白は3グループ揃ってるところが見たかった」「来年の復活、信じてます」など、櫻坂の落選にショックを受ける声が多数見受けられている。
「しかし、欅坂の幻影を追っていても、これから先の成長が止まってしまいますから、どうにか櫻坂という新しいグループの魅力を広めていくしかありません。AKB48も20年に落選し、11年連続出場の記録が途絶えたきりで紅白からは遠ざかっていますから、再度出場を目指すのは容易なことではありません。しかし、そこで返り咲くことができれば、メンバーとファンの喜びもより大きいものになるでしょうし、その時が櫻坂としての本当のスタートになるのではないでしょうか」(同)
2代目キャプテンに就任したばかりの松田も「この悔しさをバネにもっともっと力をつけて、来年こそは嬉しい報告ができるよう頑張ります!」と宣言。
櫻坂の返り咲きに期待したい。
(石田安竹)