朝ドラ「舞いあがれ!」女優4人の「艶歴史」大公開(1)永作博美の隠しきれない色魔力

 10月3日からスタートしたNHKの朝ドラ「舞いあがれ!」で注目を浴びているのが〝奇跡のアラフィフ〟と称賛される永作博美。母親役ながら隠し切れない熟フェロモンをダダ漏れさせれば、その相乗効果で若手女優にも“艶エキス”が伝播。視聴率浮上のカギを握る「4人のオンナ」のマル秘“色香”を徹底追及する!

 9月末に最終回を迎えたNHK朝ドラ「ちむどんどん」は、脚本や演出がたびたび物議を醸したこともあり、重苦しい空気の中で「舞いあがれ!」へバトンタッチした。

 その影響もあってか、初回の平均世帯視聴率は16.3%で「ちむどんどん」の16.7%をやや下回る船出となった。それでも「心配の声は聞こえてこない」と、NHK関係者は言う。

「前作は放送が終わるたびに『ちむどんどん反省会』という言葉がツイッターのトレンド入りして、辛口の意見が並びました。しかし今回は、幼少期から感動シーンが多く、視聴者の反応がいいんです」

 女優の福原遥(24)がヒロイン・岩倉舞を演じる今作は、90年から現代までが描かれ、ものづくりの町で知られる東大阪と大自然あふれる長崎・五島列島が舞台。空を飛ぶことに憧れる舞が旅客機のパイロットを目指す青春ストーリーである。

 4月にクランクインした撮影現場は、舞の父親・浩太を演じる高橋克典(57)を中心に、チームワークは抜群との評判が。ドラマスタッフが証言する。

「ドラマの明るい雰囲気を出すため、高橋さんとお好み焼き『うめづ』の店主を演じるお笑い芸人の山口智充さん(53)との掛け合いは、アドリブ合戦を生かして笑いが絶えません。一方、遥さんは高橋さんに『父ちゃん』と声をかけるなど、出演者を役柄と同じように呼んでいて、和気あいあいのムード。息抜きとして仕事終わりに1人で焼肉店に行っていることがわかると、出演者みんなで遥さんに大阪のおいしいお店を紹介していました」

 舞の母親役を務める永作博美(52)も、初めての朝ドラ現場でも戸惑うことなく「アイドルトーク」で若手女優陣をリラックスさせている。ドラマスタッフが続ける。

「舞の幼少期を演じた浅田芭路ちゃん(9)とは、自分の子供と接するように、母親目線でいつも気にして話しかけていました。また、共演者に元欅坂46の長濱ねるさん(24)と乃木坂46の山下美月さん(23)がいるのですが、永作さんはアイドルグループ・ribbonの出身。撮影の合間には懐かしむように今と昔のファンの反応の違いやファン心理を比べて、ガールズトークで盛り上がっていましたね」

 そんな気配り上手でもあり〝奇跡のアラフィフ〟と称えられる永作について、芸能評論家の尾谷幸憲氏も賛辞を惜しまない。

「町工場の経営に苦労している夫を支えるお母さん役なので、いつもより少し痩せた様子で、生活感をにじませています。それなのに、アイドル時代から見せていた小悪魔的な雰囲気を端々に感じさせ、アラフィフになっても不思議な魔力が健在なことに驚かされました」

 全国区の朝ドラで永作の好演と美貌が注目を集めたことで「第2黄金期」が到来するか。そんな期待もあって、〝本当にあった〟艶パンドラの箱が、ついに開いたのだ。

*週刊アサヒ芸能11月3日号掲載

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