朝ドラ「スカーレット」視聴率苦戦…視聴者はどこが不満なのか

 戸田恵梨香主演の連続テレビ小説「スカーレット」(NHK)が、後半に向けて視聴率が降下している。

 12月23日放送からの第13週、14週、そして1月18日までの15週は、平均視聴率が20%を超えることがなく、1月20日から25日の第16週も、20日に久々の20%台(20.2%)を記録するも、週平均は19.3%だった。

 失速の原因は、いくつかあるようだ。1月27日からの第17週は、主人公・川原喜美子(戸田)の夫・八郎(松下洸平)に思いを寄せた弟子の松永三津(黒島結菜)は、その気持ちを断ち切るため「かわはら工房」を去ることに。この展開に、ネット上では「ワイドショーに合わせたように朝ドラまで不貞か」「弟子の女と八郎の男女のやりとりが目につくようになり、このドラマは何を伝えたいのかわからない」という声が。また、喜美子の妹の百合子(福田麻由子)と幼馴染の大野信作(林遣都)の結婚話がなかなか進まないことに「妹の結婚もダラダラと意味不明に引っ張るから面白くなくて離脱しそう」「信作と百合子の結婚話、半年以上延期する意味がわからない。だって近所でしょ? 遠距離恋愛じゃあるまいしバカみたい」など半ばあきれているようだ。

「視聴者は陶芸に関する技術的なことはまったくわからず『陶芸の描写が圧倒的に足りてない気がする』という不満の声もあがっています。ろくろを使うのと手びねりでどう違うのか。八郎が目指していた“青”を出すには、何をどう配合して釉薬を作るかなど、もう少し丁寧に説明してもよかったのではないかと思います」(テレビ誌ライター)

 3月の第22週からは稲垣吾郎の出演が決定している「スカーレット」。それまで現在の視聴率を保てるか気になるところだ。

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