「性加害有名人たちのその後」から見えてきた…香川照之「末路」の悲惨!

 8月24日に「週刊新潮」が報じた、俳優・香川照之の性加害トラブル。2019年7月、東京・銀座のクラブホステスのアンダーウエアを外し、胸部を触るなどの行為に及んだという香川の蛮行は大きな波紋を呼び、金曜の司会を務めていた「THE TIME,」(TBS系)をはじめ、出演番組やCMの降板が相次いだ。

 性的被害を告発する運動「# Me Too」が世界中で広まっていることもあり、日本でも性加害に対する見方は以前よりも厳しくなっている。一般社会より「甘い」といわれる芸能界も例外ではない。

 記憶に新しいところでは、俳優の木下ほうか。今年3月、「週刊文春」で2人の女優が木下の性加害を告発した。木下は演技指導や有名監督を紹介するなどと言って女優を自宅に呼び出し、性的関係を強要したとされる。木下はツイッターで謝罪し、芸能活動の無期限休止を報告。所属事務所も木下とのマネジメント契約を解消した。

 TOKIOの元メンバーの山口達也は2018年4月、女子高生を自宅に呼んで無理やりキスをしたなどとして、強制わいせつの容疑で書類送検されたことが報じられた。のちに起訴猶予となったが、事態を重く見たジャニーズ事務所は山口との契約を解除した。

 俳優の高畑裕太は16年8月、撮影のために滞在していた前橋市内にあるビジネスホテルの女性従業員に性的暴行を加えたとして、強姦致傷容疑で逮捕。被害女性と示談が成立し、不起訴処分となったが、仕事は絶えた。19年8月にようやく芸能活動を再開し、舞台を中心に活動している。

 他にも性加害が報じられた有名人は枚挙にいとまがなく、その多くが表舞台から姿を消している。

「内容が異なるだけに、過去に性加害で世間を騒がせた有名人と香川を同列に比べることはできません。ただ、知名度、好感度が高かったぶん、マイナスイメージも大きい。もはやこれまでのような活躍を期待することはできないでしょう。また、何年経っても『性加害者』という負のレッテルが貼られることになり、スポンサーは難色を示します。活動の幅も狭くならざるを得ないでしょう」(芸能記者)

 一夜の暴走の代償は、あまりにも大きかったのである。

(石田英明)

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