来年から芸能活動を休止し、中国に留学することを発表している小島瑠璃子。人気タレントゆえに留学先でどんな生活を送るのか現地からの情報発信も期待されているが、“中国特有の事情”で難しいとも言われている。
「政府が厳しいネット規制を行っており、彼女がアカウントを持っているインスタグラムとツイッターは閲覧できないからです。また、YouTubeやLINE、フェイスブックなども使用できないため、自由に行き来できたコロナ前は、面食らう旅行客や出張のビジネスマンも多くいました」(ITジャーナリスト)
他の国でもこうしたネット規制は実施されているが、そのほとんどは一部のアダルトサイトなどに限定される。なかにはロシアのように主要SNSをはじめ、数千のサイトを遮断するケースもあるが、その多くはウクライナ戦争が始まって以降のこと。それだけに平時から規制する中国はかなり異例と言える。
だが、実際には“ある方法”を使えば規制対象になっているサイトも利用できるという。
「仮想プライベートネットワークのVPNです。これを経由させることで閲覧制限の網を潜り抜けて自由にアクセスすることができ、同国在住の外国人駐在員や留学生はもちろん、中国人も大勢利用しています。ただし、これまで外国人が処罰されたケースは報告されていないものの、法的にはグレーゾーン。SNSだけで計160万人以上のフォロワーがいる小島さんのような有名人が中国国内から情報発信するのはリスクが大きい。そのため、留学中はSNSの投稿を控える、もしくは新たに『微博(ウェイボー)』や『微信(ウィーチャット)』など中国独自のSNSでの投稿を始める可能性も考えられます」(同)
8月30日放送のラジオ「TOKYO SPEAKEASY」(TOKYO FM)では、「(中国が)どんな国なのかっていうのを内側から見てみたい」と前向きに語っていた彼女。現地で見聞きした情報をリアルタイムで知りたいと思うファンは多いと思うが、芸能活動に合わせて公式SNSも休止なんてことも十分ありそうだ。