与沢翼氏「仮想通貨で20億円損失」も「ずーっと買い続けている」強気の読み

 かつて「秒速で1億円稼ぐ男」として社会に名を馳せた実業家の与沢翼氏。2014年に経営破綻したが、その後海外へと拠点を移し、仮想通貨や不動産投資などで復活。現在はドバイの豪邸に家族4人で生活しており、80億円を超える資産を保有していると見られている。

 その与沢氏は7月中旬、日本に一時帰国。8月19日発売の「フライデー」に直撃取材されている。与沢氏は同誌に、仮想通貨では少し前の暴落で20億円の損失を出したものの、「次の大相場に向けて『買い』に走っています」と打ち明けた。円高については、海外の富裕層には魅力的な状況だとし、「日本の不動産を爆買いする投資家も出てくるかもしれません」と予想した。

 与沢氏の言葉に乗るならば、仮想通貨は今、大相場に向けて「買い」ということになろうか。与沢氏は8月1日に公開した自身のYouTubeチャンネルでも、仮想通貨に言及。市場は低迷していたが、7月に一部の仮想通貨が上昇したことについて「ものすごい分析はしてない」と断りつつも、「ムードは変わったよね。確かにね」とトレンド転換の可能性を示唆。続けて「今年の末にかけて面白くなってくる可能性は出てきているのかな」と予想した。自身の売買については「ずーっと買い続けている」と明かした。

 19年5月11日更新のツイッターでは「仮想通貨はリップルとビットコインしか持ってない。過去に遊び程度で持ってた物もありますが今は2つのみですしこのスタンス2017年から一貫して同じ」と明言。ただし「今後第三のコイン取得予定はある」としている。

「ビットコインは21年、700万円オーバーの史上最高値を記録しました。8月19日現在は約310万円で最高値の半分以下です。リップルは17年に400円を記録しましたが、今は約50円。とはいえ、今後ビットコインやリップルなどが反騰するという保証はありません。一時期と比較すると、仮想通貨市場は盛り上がりに欠けており、売買には慎重な見極めが必要です」(マネー誌ライター)

 与沢氏のように資産を蓄えるのは素人にはやはり難しいか。

(石田英明)

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