2024年3月、仮想通貨(暗号資産)のビットコインが1000万円を突破し、過去最高値を更新した。その後、1000万円台を割るなど乱高下したが、5月20日現在、1000万円台をキープしている。暗号資産のニュースサイトでは、2025年までには35万ドル(約5446万円)に到達するとの予測もあるほどだ。
「価格上昇が期待できる要因として、ビットコインは2024年4月20日に半減期を迎えたことが挙げられます。半減期とは新規発行量が半分になること。そのため希少価値が高まり、価格も上昇すると見られているんです」(マネー誌ライター)
ビットコインは過去3回半減期を迎えており、いずれも半減期後に過去最高値を更新している。4月18日更新の暗号資産取引所「DMM Bitcoin」の公式HPによると、「今回も半減期後に(過去と)同じような動きとなれば、ビットコインの価格は1100万円を超えて上昇する可能性がある」と予想している。
とはいえ、当然ながら今回も同様に価格が上昇するという保証はない。逆に何らかの要因で大暴落する可能性もあるのだ。
「ビットコインは09年1月に誕生し、当初は1円にも満たない価格でした。その後、17年11月には100万円を突破し、同年12月には200万円超まで上昇。21年12月には約776万円の過去最高値を記録しましたが、その後は低迷。しかし、今は1000万円を突破しています。暴落と急騰を繰り返しながらも、長いスパンで見れば、今のところ価格は上がっています。今後も同じ傾向が続くとは限りませんが、投資先の1つとして検討し始めた人も多いようです」(マネー誌ライター)
冒頭のニュースサイトの予測通りなら、今、ビットコインに投資すれば資産は5倍強! もちろん、投資は自己責任で…。
(石田英明)