暗号資産(仮想通貨)の代表格であるビットコインが3月5日、1000万円を突破した。時価総額でビットコインに次ぐイーサリアムも高騰中。暗号資産取引所のコインチェックによると、過去最高値は2021年5月に記録した約54万円だが、3月6日現在、56万円を突破した。
イーサリアムといえば、〝ホリエモン〟こと実業家の堀江貴文氏が所有していることでも知られている。18年7月に都内で開催された「ホリエモン仮想通貨祭」に堀江氏が出席。堀江氏は14年に行われたイーサリアムのクラウドセール(ICO)で1万円~1万5000円分ほど購入したことを明かしていた。その後、イーサリアムは高騰し、堀江氏も「クラウドセールから1年くらい経ってから、いきなりイーサが使えるようになって、価格が高騰して、なんじゃこりゃ?と思って」と価格の伸びに驚いていた。
ただ、高騰したイーサリアムを引き出せない事情があった。
21年10月更新のXで「未だ取り出せないイーサリアムのクラウドセール分。今見たらもうすぐ二億円笑」とポスト。その翌日のXで、取り出せない原因はクラウドセールサイトの不具合により「覚えてるパスフレーズと実際のが違うって事」と告白。「まあだからこそETH(イーサリアム)が上がったり下がったりするのを横目にこんなに上がるまでHOLD出来てるとも言える」と言い、「引き出せたハッカーもいるらしいので、自分で簡単なスクリプト書いて引き出せないか試してみようかと。二億だと流石にやる気起きるよね笑」と綴った。
クラウドセールサイトに不具合があったことは災難だったが、それによって価格が高騰するまでホールドできたという堀江氏。取り出し方にも光明が差しているようで何よりだ。いったい今、価格はどうなっているのか。
「堀江氏が〝二億円〟とポストした21年10月のイーサリアムの価格は約49万円でした。現在は56万円なので約1.14倍です。となると、現在は約2億3000万円となります。イーサリアムの価格が続伸すれば、資産はまだまだ増えていきます」(マネー誌ライター)
堀江氏が羨ましい限りだ。
(石田英明)