筒香「日本復帰」なら争奪戦勃発も「獲得条件は年俸半値以下」

 米大リーグ・パイレーツの筒香嘉智が3日、メジャー40人枠から外れて事実上の戦力外を受けた。

 今後は契約解除の上、FAとなるかマイナーリーグに降格し、再び上を目指す可能性もあるが、極めて困難な道のりとなるのは間違いないだろう。
 
 筒香はDeNAから2019年オフにポスティングシステムを利用してメジャーに移籍、これまでにレイズ、ドジャース、パイレーツと3球団を渡り歩いた。
 
「今シーズンは開幕直後に腰を痛めてしまい、ここまで2本塁打しか打てていない。今年11月には31歳になり、これ以上、メジャーで上を目指すのはかなり厳しいとみられています。となると浮上するのが日本復帰ですが、すでに7月末までの日本球団へのトレード、移籍期限は終わっています。仮に日本球界に復帰するにしても来シーズンに持ち越される」(メジャー関係者)
 
 来シーズンであれ、日本復帰ともなれば喜んで手を上げる球団もあるはずだ。だが、それには「ある条件」が必須だという。
 
「筒香を迎え入れるには一塁、三塁、レフトの空いている球団が有力になる。パワーもあるし、守備もそれほど悪くないので日本のプロ野球ならまだまだ活躍できるだろう。古巣のDeNAは当然として、セ・パ数球団の争奪戦になるのは間違いない。問題は年俸をどこまで抑えられるか。現在の筒香の年俸は400万ドル。半値以下の『2億円以下』ならさらに手を上げる球団は増えそうだ」(球界OB)
 
 筒香の今後の決断に、内外の多くの関係者が注目しているのである。

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