女優の長澤まさみが、10月期のドラマ「エルピス−希望、あるいは災い−」(カンテレ・フジテレビ系)に主演することがわかった。実在した複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント作品だという。
同作で長澤が演じるのは、テレビ局のアナウンサー。入社当時は抜群の容姿と好感度の高さから〝エースアナ〟として君臨していた。ところが、激務によって疲弊し人気にかげりが見え始めたとき、週刊誌に路チュー(路上キス)を撮影され、ニュース番組を降板。すっかり落ちぶれてしまったが、ある連続殺人事件の真相を追う中で、自分の価値を再び見出すというストーリー展開だ。
長澤にとっては2018年4月期放送の「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系)以来、4年半ぶりの連ドラ主演。この時は平均世帯視聴率で8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と1桁台に終わっているだけに、汚名返上したいところだ。
女子アナの光と陰を演じる長澤も楽しみだが、〝実在した複数の事件〟から着想を得たというストーリーも興味深い。
「連続殺人事件も実在したものをヒントにしていると考えられますが、長澤が演じる女子アナの〝路チュー〟もそうかもしれません。女子アナの路チューといえば、TBSの出水麻衣アナが真っ先に浮かびます。出水アナは2010年、15年と2度に渡り路チューを週刊誌に撮られています。上層部からキツく叱られ、地上波のレギュラー番組が『世界ふしぎ発見!』のみになったといいます。また、10年の路チュー相手男性はフジテレビの椿原慶子アナ、15年の相手は元フジの加藤綾子アナと結婚しています。出水アナの路チュー相手が、2人ともフジと関係があったのは、今回の長澤のドラマと因縁のようなものを感じますし、フジがTBSや出水アナをおちょくっているようにも感じますね」(芸能記者)
いろんな意味で、注目作となりそうだ。
(石田英明)