「ウーバーイーツ」労組結成報道で奇しくも噴出した”配達員への苦情”

 6月12日、配車アプリの米大手、ウーバー・テクノロジーズが日本で展開する食事宅配サービス「ウーバーイーツ」で、配達員らが労働組合の結成に向け準備会を開いたところ、問題点が噴出したことが話題を呼んでいる。
 
「準備会では、個人事業主という形でウーバーと契約する配達員たちから『事故に遭っても保険が適用されない』『距離の集計ミスで本来より安い賃金しか支払われなかった』など、様々な不満が出たんです」(社会部記者)

 ただ、どうやら不満を言いたいのはサービスを利用する側にもあるようで、ネット上は労組結成準備という報道に対し、《ウーバーイーツのバッグを背中に背負って信号無視にイヤホン。ながらスマホに逆走とやりたい放題。最低限の交通ルールを守ってから言って欲しい》《街中でルールもマナーも無視の配達員にしょっちゅう出くわす。配達員が本当に不満》《あれだけ乱暴な運転をしといて保険適用は無理なのでは》など、むしろ配達員のモラルのなさを指摘する声が相次いでいるのだ。
 
「ウーバーイーツの配達員は、登録さえしてしまえば本格的な講習や実習もなく、その日のうちに始められることから、昨今、サラリーマンの副業としても注目を集めています。一方、数を多くこなすため自転車やバイクで交通違反を平気でする配達員もいて、社会問題に発展しそうな状況にあることも事実です」(交通ルールに詳しい専門家)

 働き手も利用者も急増する業種だけに、今後も問題は続出しそうだ。

(小林洋三)

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