6月18日の22時22分ごろに山形県で発生した地震により、同時刻に放送中だったドラマやバラエティ番組を軒並み中断し、地震速報に差し替えられた。
この日が最終回だったドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)も放送を途中で取りやめ、公式ツイッターでは23時10分に「最終回の放送は中止させて頂きます」と発表。迅速な対応には《正しい判断》《あらためての放送を待っています》といったリプライが寄せられていた。
翌19日には、最終回を一週間遅れの6月25日22時~に放送すると発表。視聴者からは《定時放送で嬉しい!》といった歓迎の声が寄せられている。主演の吉高由里子は今回の放送延期に際して「娯楽は命あってのお話です」とツイート。被災地の無事を祈るメッセージを綴り、「今はただ祈ります」と締めくくっていた。だがそんな吉高の想いが届かない視聴者も少なくなかったというのだ。
「地震直後には『わた定』の視聴者と思われるツイッター民が次々と、放送中断への批判ツイートを投稿。TBSの判断に対して《地震報道なんてNHKに任せておけばいい》とか、《各テレビ局が横並びで地震を報じる意味が分からない》といった暴論が少なくなかったのです。なかには《これじゃ、定時に帰れないだね》といった茶化しのツイートまで出る有様。津波注意報が発令されたにもかかわらず、被災地の状況に思いを巡らせないツイートの数々には、ただただ驚き、呆れるばかりです」(週刊誌記者)
ほかにも地震報道自体は仕方がないと納得しつつも、ドラマがこの後に放送されるのか、それとも延期になるのかだけでもハッキリしてほしいというツイートも少なくなかったという。
被災地ではそれこそ1分1秒を争う状況のなか、全リソースを地震報道に費やしたTBSの判断にさえ批判が寄せられる状況に、主演の吉高は何を思うのだろうか。