Appleがついにゲーム専用機を開発か!? ネットで話題の「ピピンの黒歴史」とは

 最近になって海外メディアなどでゲーム専用機の開発が噂されているAppleだが、それを裏付けるように欧米で同社が複数のゲームコントローラーの特許を出願していたことが明らかとなった。Appleといえば、かつてゲーム機の開発で大失敗をした黒歴史もあるが果たして…?

「海外メディアよれば、Appleはゲーム機業界への参入を目論んでいて、外部のゲーム会社からの助言も得ているといい、日本のゲーム会社である『カプコン』も協力に前向きといった具体的な名前も出して報じているのです。ただ、ここ数年Appleは『ゲーム専用機を開発中』との噂が絶えないので、正直に言えば『またか』という印象しかありませんでした」(ゲームライター)
 
 しかし、4月に入りAppleが3月31日にヨーロッパとアメリカで同時にゲームコントローラーの特許を出願していたことが判明し、ゲーム機開発に対する信憑性が高まった。特許を出願したゲームコントローラーは3タイプで、1つは一般的な形のコントローラーで、もう1つは「ニンテンドースイッチ」のような分割する形状のもの、最後の1つはiPhoneをはめ込んで使用する「ニンテンドー3DS」のような携帯型だ。

「2019年にゲームのサブスクリプションサービス『Apple Arcade』を開始するなどゲーム事業にも本腰を入れていますし、任天堂・Sony・Microsoftのゲーム専用機3強に割って入ることが出来るとしたら、それはAppleしかないでしょう。ただ、実はAppleは一度ゲーム機業界に参入したことがありまして、1996年に日本のバンダイと共同開発した、りんごの品種の名前から取った『ピピンアットマーク』というハードを発売しているのです。しかし、このゲーム機は『世界一売れなかったゲーム機』と形容されるように、なんと世界での出荷台数はわずか4万2000台で、ソフトもほとんど発売されず、約260億円の損失を出した黒歴史として語り継がれているのです」(同)

 果たして、新たなゲーム専用機でAppleは成功を収めることができるのか。そもそも、ゲーム機自体が発売されるのか、楽しみにしたいところだ。

(小林洋三)

ライフ