グーグル「Chrome」ロゴ8年ぶり変更に疑問の声も“隠された意外な効果”

 Googleが開発するウェブブラウザ「Chrome」の円形ロゴが2014年以来8年ぶりに変更されることが同社のデザイナーであるElvin Hu氏によって明らかにされた。これが一見、目立った変化がないためネット上では《どこが変わったの?》と疑問の声も見られるのだが、実は意外な効果が隠されているという。

「chromeのロゴは08年に最初に登場した立体的なデザインから、徐々に平らなものへと変更されています。Elvin Hu氏が新たに公表した22年バージョンは14年のものから色の境界線にあったシャドウが取り除かれ、中心の青い円はより大きく、すべての色が明るくはっきりとした色合いへと変更されているのです」(ITライター)

 しかし、新ロゴは旧ロゴと並べて比べない限りは変化に気づきにくいため、ネット上では《利用者としては、どっちでもいいと思えるほどの変化》《言われなきゃ9割以上の人は気づかないのでは》《これを気にするユーザーが何人いるのだろうか…少なくとも私は全く気になっていないし、変える理由もないと感じている》などの指摘も見られる。

「ロゴマークのリデザインはユーザーから不評を買うことも多いですが、実は影響は大きいとされ、そのためアップルやスターバックスなどのように、たびたびロゴをその時代にあったものへとマイナーチェンジさせているのです。今回のchromeのロゴもあまり変化がないように見られますが、弱視など目の不自由なユーザーらから《すごく見やすくなった》という反響もあるのです」(ITライター)

 わずかな違いに見えても、実は計算された大きな意味があるのだ。

(小林洋三)

ビジネス