ネット上で本人であることを確認するために行われる「画像認証」。ロボットではないことを証明するために、例えばタイル状になった画像の中から、自転車や信号など、特定のモノが写っている部分をクリックするよう求められるシステムだ。
しかし、何度やっても失敗をしてしまう人はいないだろうか。6月4日には、あるXユーザーが、画像認証を行っているにもかかわらず、どうしてもダメ出しになってしまう動画をアップし、《誇張とかではなく本当に一生やってます。人間であることが証明できません。私のなにがいけないんですか? 助けてください》と悲痛な声を上げ、注目を集めている。
画像認証が難しすぎるのは「ネットあるある」の1つといえるが、では、どのように行えば楽にクリアできるのか。
「Xユーザーが困惑していた画像認証は、Googleが提供している『reCAPTCHA認証』というシステムの一部で、『横断歩道のある画像を選んでください』『バスの写っている画像を選択してください』といった指示が出ます。タイルを押すのが早すぎたり、正確なクリックが繰り返されると、逆にスコアが落ちてしまい、いつになってもクリアできないことがあります。また、際どいギリギリのマスをどっちにするか判断に迷うことがありますが、あえてクリックしない時を作るのもコツです」(ITライター)
とはいえ、最近ではreCAPTCHAのバージョンが新しくなり、ページ内でのユーザーの行動から、あらかじめロボットか人間かを自動的に判断するようになったという。
これなら以前のようにイライラすることもなくなり、件のXユーザーもようやく人間であることを証明できそうだ。
(ケン高田)