台湾で「美輪明宏」壁紙が「運気アップ」と大ブーム! 特にご利益がある画像とは…

 2月の春節を前にしたこの時期、台湾では、新年の運試しとして、スクラッチクジなどがバカ売れするのだとか。そんな台湾でなんと、日本の歌手・美輪明宏のスマホ壁紙がブームになっているという。「ご利益がある」「運気が上がる」と、一般の人から芸能人にまで人気らしい。
 
 台湾に詳しいライターが語る。

「かつて日本でもガラゲー主流時代に、『壁紙を美輪さんにするとご利益がある』と話題になったことがありますが、それを覚えていた台湾人がスマホで試したところ本当に運気が上昇、台湾の5ちゃんねると言われる『PTT』という掲示板サイトに、『最近スマホの壁紙を美輪明宏にしたら運気が良くなった』と書き込むと、その噂が若者の間に広がって一大ブームが起こったということです」

 歌手や演劇で活動していた美輪が、スピリチュアルな存在として広く知られるようになったのは、2005年から放送が始まった『オーラの泉』にレギュラーで起用されてから。同番組はTOKIOの国分太一が司会進行を務め、スピリチュアリストの江原啓之氏が、ゲストのオーラや前世、守護霊などを霊視し、それに対し美輪もアドバイスするという内容だった。

「日本と異なり、生活の中に風水が浸透している台湾では、その日の行動一つにしても、色や方位などを重要視することが定着しています。それゆえ、日本以上にスピリチュアルに対する関心も高い。日本人にとっては奇抜ともとれる美輪さんの髪型や衣装も、台湾人には神秘的で、ご利益があるものだと捉えられているのかもしれません。なかには、所有するすべてのスマホの待ち受けを美輪さんにしているというヘビーユーザーもいるそうです」(同)

 台湾のSNS上には、美輪を待ち受けにすることで《臨時収入があった》《結婚相手に出会う》《家庭内のトラブルが解決》などと、連日書き込まれている。これを伝えた「まいどなニュース」の1月13日付記事によると、運気の種類は美輪の服の色によって分類されており、黄色・金色=金運、ピンク=恋愛運、紫=健康運、青=仕事運、白=心の浄化に効果があるとされ、なかでも若い頃のモノクロ写真は、全体の運勢を整えるのに効果があるとされているのだとか。

 17日にはフジテレビ系「バイキングMORE」でも、この話題が取り上げられ、フリーアナウンサーの高橋真麻が「ご利益がありそうなので、私とマネジャーで1週間美輪さんを待ち受けにしてみます」と、1週間後にご利益があったかどうか報告することになったが、当の美輪は同番組に「注目されるのは大変有難い事ですが、私にはその様なパワーは御座いません」とコメント。異国での起きた想定外のブームに、ご本人も複雑なようだ。

(灯倫太郎)

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