斎藤佑樹氏、大谷翔平は「いい後輩でした」絶賛にファンが覚えた違和感のワケ

 過去の報道を掘り返されてしまったようだ。

 今季限りで現役を引退した元日本ハム投手の斎藤佑樹氏が11月14日に放送されたスポーツニュース番組「S-PARK」(フジテレビ系)に出演。日ハム時代の後輩でもあるエンゼルス・大谷翔平についてコメントした。

 日本人では01年のイチロー(マリナーズ)以来2人目となるアメリカン・リーグのMVP受賞が期待される大谷について、斎藤氏は「まるで映画の主人公」と説明し、「皆さんが思うように、すごくファンとして応援している」と、いちファンとしてエールを送っていると話していた。

 また5年間、日本ハムでともにチームメートとして過ごしていることもあり、大谷の人柄についても触れ、「非の打ちどころがないというか。こんなすごい選手なのに愛嬌もあるし、気遣いもできるし。いい後輩でした。いいヤツって感じでした」と、絶賛していた。

 ところが、野球ファンの中には「え、当時気に食わないとかディスってなかったっけ?」などと、斎藤氏が大谷を褒めちぎったことに違和感をおぼえる人も多いようだ。

「というのも、斎藤氏は『大谷は高卒だからしっかりあいさつができない。その点、(早大の後輩)有原(航平)は大卒だけにしっかりしている』と、周囲の関係者に漏らしていたと16年頃に一部メディアで報じられていますから、この報道を信じている野球ファンからすれば、見事な手のひら返しと映ったのでしょう。大谷は15年のシーズンには最多勝利、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠に輝いていますが、斎藤氏は12試合に登板し、1勝3敗、防御率5.74と不本意な成績を残しており、チームへの貢献度が段違いでしたから、『挨拶ができない』発言も嫉妬心から出た言葉かもしれませんね」(エンタメ誌ライター)

 今後、もし解説者としての道を今後検討しているのであれば、謙虚であることは大事。これからの斎藤氏の発言に注目したいところだ。

(田中康)

スポーツ