ワンシーンに18時間!「イチケイ」の長丁場収録を救った眠気撃退アイテム

 長丁場の法廷シーンがウリだけに、長時間におよんだ収録。眠気に襲われる出演者を意外なアイテムが救ったようだ。

 いよいよ6月14日に最終回の放送を迎えるフジの月9「イチケイのカラス」。13.9%の高視聴率でスタートを切り、これまで安定して2ケタをキープし、クライマックスへの注目度はいやが上にも高まっている。そんな中、同ドラマに書記官役で出演している桜井ユキ(34)が6月8日放送の「ノンストップ」に登場して撮影の裏話を明かした。

 桜井演じる書記官・浜谷澪は芯の強い3つ子の母という設定で、クールビューティーな風貌で法廷シーンに華を添えているが、「ノンストップ」では、共演する黒木華(31)からのタレコミとして「手先が器用なようで…ちっちゃい鶴をたくさん折っていた」というエピソードを紹介。モニターには、桜井の公式インスタグラムから引用された大小さまざまな折り紙の鶴が映し出された。いちばん小さいもので1センチ角という超極小サイズで折られたものだという。これに番組MCの設楽統(48)が「桜井さんのイメージだと折り紙もクシャッとやってるような」と突っ込みを入れると、桜井は笑いながら「手先が器用っていうよりも」と謙遜した様子で「シャープペンシルの先っちょ使ってやったりとか」と、驚きの折り紙エピソードを明かし、次のように続けた。

「細かい作業、好きは好きなんですけど…。この撮影、法廷のシーンが要所要所で出てくるんですけども…」

 これに設楽が「あっ、(撮影が)つまんないから」とボケを入れると、桜井は「カメラがまわってる時は折ってないですけど、裁判官と法廷に立たれている人しか、ほぼほぼしゃべらないので、すごい眠くて…(笑)。なので、セットチェンジの合間とかに、眠気防止に鶴を折り始めたのがきっかけだったんですけど…」と眠気を撃退するために鶴を折り始めたことを告白し、「すごい眠くて、何かしないと寝ちゃうっていう瞬間がけっこうあったので」と続けた。

「主演の竹野内豊さん(50)もインタビューで語っていましたが、『イチケイ』の収録はとにかく長丁場で、法廷のワンシーンを撮るのに2日間にわたってトータル18時間かけたこともあったそう。一部メディアによると、優柔不断な性格の竹野内さんが、自身の演技に迷ったり、演技プランをちょくちょく変更することで、他の出演者を待たせることもあり、かなりピリピリした様子だったとか。しかし、桜井さんが明かしたエピソードでは、竹野内さんも新田真剣佑さん(24)も折り鶴に参加し、小さい鶴を折っていたそうですから、撮影が長時間におよんだのは竹野内さんだけのせいではなかったのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)

 厳粛な法廷で、出演者がせっせと折り鶴に励んでいたとは…。そんな様子を思い浮かべながら「イチケイ」を視聴するのもまた一興かもしれない。

(石川ともこ)

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