「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)の名物企画といえば、「グルメチキンレース・ゴチになります!」。高級レストランでゴチメンバーとゲストが値段を見ずに注文していき、合計金額が番組設定額からいちばん遠い者が、全員分を“ゴチ”する過酷なルール。自腹の年間総額が高かったメンバーはクビになり、新規ゴチメンバーと交代する。
現在、ナインティナインの岡村隆史と矢部浩之がそろう唯一の民放レギュラー。クビ、新メンバー発表の回は、決まって高い視聴率を叩きだす。
ところが、タレントの間では恐れられているという。歴代のゴチメンバーが不祥事や病気、スキャンダルに見舞われているからだ。
「病気でいえば、メインの岡村が2010年に抑うつ傾向のある精神疾患で、およそ5カ月休養しています。芸能界引退を考えるほど、一時は重症だったようです。また岡村は、昨年ラジオで『困っている女性がピンク店で働くようになる』との不適切発言をし、謝罪する事態になっています」(週刊誌記者)
のちに不貞騒動に巻き込まれたメンバーもいる。
「アンジャッシュ・渡部建の妻・佐々木希は10年と11年のゴチメンバーでした。佐々木の卒業後の12年に加入したのが、女優の杏。元夫で俳優の東出昌大が不貞を働き、離婚しています」(前出・週刊誌記者)
離婚でも泥沼だったのは、大物俳優の船越英一郎。04年から4年ほどゴチメンバーだったが、17年に女優妻の松居一代と別離している。別れるまでは、松尾が船越の不貞行為を探偵を雇って暴き、「呪いのビデオ」と称された動画で発信。夫はカツラであるというナゾの暴露までした。
船越と04年、05年に共演していたのは、元オセロの中島知子。クビになったあとの11年、占い師による洗脳騒動、家賃滞納ほか多くのトラブルが発覚。松嶋尚美とのコンビは解散し、松竹芸能からも退社。表舞台から消えた。
芸能界を辞めたのは、女性陣で最も長くメンバーを務めた元女優の江角マキコ。クビになった2年後、年金未納や落書き騒動によってバッシングされ、お騒がせ女優の汚名を着せられたまま引退した。
好事魔多しの晴れ舞台・ゴチに今年加わったのは、女優の中条あやみと俳優の松下洸平。未来有望な美男美女だけに、ノースキャンダルを貫いてもらいたい。
(北村ともこ)