Zeebraの離婚騒動で韓国メディアが発掘!NiziUリマに“戦犯ファミリー報道”のナゼ

 9人組ガールズグループ「NiziU」のメンバーで、ラッパーのZeebraを父親に持つリマが、両親の離婚騒動に巻き込まれている。母親でモデルの中林美和が11月2日、Zeebraと離婚したことをインスタグラムで発表。リマの親権は中林が持ち、リマの本名も横井里茉から中林里茉へと変わることになった。

 もっとも日本国内では親は親、子は子という受け止め方がほとんどで、両親の離婚がリマの芸能活動に影響を及ぼすことはないと見られている。ところがNiziUをプロデュースするJ.Y. Parkことパク・ジニョン氏の母国である韓国では、日本ではとても考えられない形でZeebra夫妻の離婚が報じられているというのだ。

「11月5日付の朝鮮日報日本語版では『「戦犯企業創業者のひ孫」のレッテルから解放』という見出しで両親の離婚を報道。ほとんどの日本人にはさっぱり意味のわからない見出しにも思えますが、韓国ではリマのことを《戦犯企業の子孫》とみなす論調が少なくないのです。それは父親のZeebraこと横井英之氏が、実業家・横井英樹氏の孫であることからきています」(週刊誌記者)

 その横井英樹氏は戦後に数々の企業買収で名をはせた実業家で、世間では1982年に発生し、33名の死者を出したホテルニュージャパン火災事件で、違法建築などの責任から禁錮3年の実刑判決を受けたことで知られている。ある意味で悪名高い人物だが、だからといって日本ではひ孫のリマと英樹氏を結び付けて考えるファンなどいないのだが…。

「英樹氏は戦時中、職員3000人を擁する横井産業の経営者として、日本軍に防暑服などを納入することで大儲けしました。それゆえ韓国では日本軍に協力した同社を“戦犯企業”と位置付ける見方が多く、リマには《戦犯企業の子孫》という有難くない形容詞が付くことになったのです」(前出・週刊誌記者)

 韓国メディアが掘り起こした“ファミリーヒストリー”ともいうべきか。もっともこういった論調は一部のマスコミが煽っているものの、一般のファンにまでは広がっていないようだ。ただリマ本人に関して韓国では、日本ほどの人気はないという。

「リマのようなハッキリした顔つきが、現在の韓流ブームではあまり受けないようです。《美人だけど泣き顔》といった評価が多く、なかには《工藤静香に似ている(※昔の美人顔の意)》という声も。それでも歌唱力と美貌を兼ね備えているリマが気になる存在であることには変わりないようです」(芸能ライター)

 12月2日には待望のCDデビューを迎えるNiziU。リマにはこれまでと変わらぬ笑顔を見せてもらいたいものだ。

(北野大知)

エンタメ