「パパ活市場」に潜む“地雷女”の正体「松岡茉優似と待ち合わせしたら…」

「一番多いトラブルはやっぱり写真と実物が全く違うこと。最近はスマホのアプリでいくらでも顔を“盛れる”(美しく加工できる)ので、どんな女性でも可愛い写真になるんですよね。かつて、夜のピンク店では在籍嬢の写真を加工するパネマジ(パネルマジック)が問題となりましたが、それと同じ問題がパパ活市場でも取り沙汰されています」(情報誌ライター)

 コロナ禍によって収入が激減して、パパ活に励む女性が急増している昨今。だが、いわゆる“地雷女”も少なくなく、何かとトラブルが絶えないようだ。会社員のKさん(43)も、女性の“顔写真”に騙された一人だ。

「マッチングアプリで見つけた自称22歳の女子大生で、ルックスは松岡茉優にソックリ。これは絶対に逃してはならないと思い、すぐさま自分の顔写真も送りました。そしたら彼女、『すごくタイプです』って。しかも今すぐお金が必要だから、その日の夜には会う約束ができたんです」

 待ち合わせはカップルズ向けホテルが建ち並ぶ鶯谷駅。改札近くの歩道橋で待つように言われて、今か今かとワクワクしていると、

「〇〇さん?」

 声をかけてきたのは写真とは別人と言っていいような小太りの年増女性だった。

「え? 写真と全然違うんだけど……」

 期待が大きかっただけに、Kさんはあからさまに怒りを露わにした。

「ちなみにその女性は1回3万円だったんです。顔写真通りの松岡似だったら、まったく惜しくないですよ。でも、いくらなんでも……むしろ、こっちが金をくれって感じで、逃げるように立ち去りましたよ」

 家に帰ってから、今度こそ可愛い女性をゲットしようとマッチングアプリを覗くと……。

「僕の顔写真やプロフィールが『マナー違反者』としてモロに公開されているんです。間違いなく、あの女の仕業ですよ。今も僕の顔写真は公開されたままで、会社の人や知人にバレやしないか怖くて仕方ないです」

 実際、バラされてしまった男性もいる。飲食店に勤めるHさん(54)は、妻と高校生の娘がいる身でありながら、つい出来心でマッチングアプリを利用。パパ募集中の20歳の女子大生とアポを取った。

「やり取りをしている時は、めちゃくちゃ感じのいい子でね。できれば定期的に会える関係になりたいというから、自分も本当に恋人というか専属情婦が出来た感じでうれしかったです」

 大人のお付き合いを含めた1回のデートで1万5千円。月に2回は会う約束をした。

「最初は本当によかったんです。彼女のほうも大きな声を出したり感じまくっているようで、『体の相性がいいね』なんて言ってくれたんです。ただ、メンヘラというのかなぁ。可愛いんだけど、リストに痛々しい傷跡や痕なんかもあって、ちょっとヤバイ感じはしたんです」

 その予感は当たり、月2回のはずが「今週も会いたい」「明後日も会いたい」というように、頻繁に“会合”を求めるようになったという。もちろん、そのたびに“料金”は発生する。

「自分もお金がないから無理だよと言ったら、急に不機嫌になって。しくしく泣きだしたかと思えば、『大人はみんな汚い』とか言い出したりして……これは面倒な女だと思って、自分のほうから連絡を取らないようにしたんです」

 すると、恐ろしいことが起こった。

「彼女とは当初、マジで恋人みたいになっていたから、つい自分も油断して職場を教えていたんです。連絡をスルーして3日経った時ですよ。職場の上司から呼び出されて、『君、パパ活している女の子を買ったの? すごい剣幕で電話がかかってきたよ』って。あの女、職場に電話をかけて、僕との情事を全部喋りやがったんです」

 まさに地雷を踏んでしまった形だ。さらに、職場宛に手紙まで送りつけてきたという。

「そこには絶対に知られたくないことが書かれていました。行為の最中、僕が彼女に『お父さん』と呼ばせていたり、ベッドで『娘の中で出すぞ』と叫んでしまったりしたことが……その手紙の内容はあっという間に職場中に広まって、いまは本当に針の筵に座らされている毎日。業務内容からテレワークもできずに、まさに地獄ですよ」

 家庭もあるので仕事を辞めるわけにもいかない。彼女の追い込みは職場だけにとどまらなかった。

「この前、その女から連絡があったんです。今度は家族にバラしますよって。お金を払えば許してもらえるのか……とにかくパパ活の女を相手にしたことで、人生が終わりそうです」

 皆さんも注意されたし。

(降矢公平)

※写真はイメージです

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