自民・吉川赳氏の“パパ活疑惑”報道で思い出される「小出恵介のケース」

 自民党の吉川赳衆院議員に〝パパ活〟疑惑が飛び出した。18歳の女子大生と食事デートで一緒に飲酒した後、高級ホテルでともに過ごし、現金4万円を支払ったと6月9日配信の「NEWSポストセブン」が報じている。

 記事によると、吉川氏は5月27日夜、東京・汐留の高級焼肉店で女子大生・Xさんと待ち合わせ。吉川氏は2人分の酒を注文し、「学生だよね? 俺、18歳に興味あるわ」「じゃーさー、遊びのカノジョやってみる?」などと発言したとか。店を出た後、2人はお台場の高級ホテルで1時間半の滞在。後日、同誌がXさんを直撃したところ、吉川氏から4万円のお小遣いをもらったことを告白したという。ちなみに、吉川氏には妻と2人の娘がいる。

 同誌の取材に吉川氏は2人で飲食したことは認めたものの、ホテルに滞在したことは否定している。

 吉川氏は2014年の衆院選で落選したが、19年3月に繰り上げ当選。同僚議員からは〝ムードメーカー〟との呼び声が高いとのこと。21年10月に配信された静岡新聞社のニュースサイト「あなたの静岡新聞」のアンケートでは、〝新型コロナウイルス感染が収束したら何をしますか〟との問いに「家族、愛犬とキャンプ」と答えていた吉川氏。その前に未成年の女子大生と仲良く飲食していたら、家族や支援者もさぞかしガッカリするだろう。

 ネット上では「事実なら議員辞職レベル」「こんな行為に税金が使われることは許されない」「パパ活でなかったら、こんなオッサンとホテルに行くわけがない」「これはアウト!」「終わったな」などと大炎上。吉川氏は6月9日の本会議後、記者団の取材に「製本された後、対応します」「記事を見た後に対応します」と語っていたが、どうなることやら。

「芸能界でいえば、俳優の小出恵介のケースが思い出されます。小出は17年6月、未成年の女性と飲酒後、ホテルで不適切な関係を持ったことを報じられました。その後、無期限活動停止に追い込まれ、芸能活動を再開したのが20年夏。3年もの間、表舞台から遠ざかっていました。小出と吉川氏のケースでは相手が18歳未満かどうかで事の重大さは異なりますが、世間的に〝甘い〟と思われている芸能界ですら、活動再開までに長い時間を要しています。ましてや国民の税金から歳費をもらっている国会議員が、仮に未成年に飲酒させたりしていたとすれば、議員辞職を迫られてもおかしくありません」(週刊誌記者)

 夏の参院選を前に悪いムードが流れてしまった。

(石田英明)

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