ヤリ逃げより上手!「パパ活女子」から金を巻き上げる「詐欺パパ」とは

 10〜20代の若い女性の間で割のいい小遣い稼ぎとして認知されているパパ活。その大半は肉体関係を伴うものでかつての援助交際と内容は変わらず、普通の学生やOLが手を染めているケースが珍しくない。だが、そんな彼女たちを食い物にする「パパ活詐欺師」の存在がいま大きな話題となっている。

 先月30日配信の「FLASH」でもこの問題を取り上げているが、被害女性の告白によると、相手男性はマッチングアプリ上で相場より高い15万円を提示。そのうえでデポジットとして4万円払うように求めてきたとか。保証金なので後で戻ってくると思った女性は当日お金を渡すが、ホテルに向かう途中で男性は「電話がかかってきた」と言ってそのまま行方をくらましたという。
 
 男性がデポジットを口にする時点で怪しい気もするが、安心させるために事前に15万円の入った封筒を見せるなど手口は巧妙。しかも、同じ男性によると思われる被害がネット上では複数確認されているというのだ。
 
「こうした男性のことを〝詐欺パパ〟などと呼び、今回の女性からお金を騙し取るケースのほか、行為をしてもお金を支払わないヤリ逃げも横行しています」(夕刊紙記者)

 ちなみにパパ活をしても基本的に女性が刑事罰に問われることはない。しかし、後ろめたさに加え、学校や職場、親にバレるのを恐れて被害に遭っても彼女たちが警察に訴えることはほとんどない。つまり、パパ活詐欺師にとっては捕まるリスクが低いということになる。

 そんな中、同誌が取材した女性は警察にも相談しているが刑事事件としての立件は難しく、「民事で訴えるしかない」と言われたことを明かしている。
 
「ただ、パパ活では女性が男性に詐欺を働く逆パターンも多くあります。先月23日には、恋愛感情を匂わせて多額の現金を騙し取るマニュアルを販売していたとして、SNS上で『頂き女子りりちゃん』を名乗る女性が詐欺幇助の疑いで逮捕されています。警察はマニュアルを購入した女性が男性2人から少なくとも1065万円を巻き上げたと発表しています」(同)

 欲望が渦巻くパパ活は男と女の化かし合いの場となっているようだ。

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