高橋英樹が食われた!?「十津川警部」で名脇役・松尾諭が大注目されたワケ

 7月26日、「西村京太郎トラベルミステリー」の最新作「西村京太郎トラベルミステリー72 十津川警部のラストラン」(テレビ朝日系)が放送され、十津川ファンを大いに喜ばせた。

「今作は北海道のJR札沼線が舞台。札沼線は一部が今年の春に廃止になっているため、鉄道ファンが注目していました。また、タイトルに『ラストラン』が含まれていたため、これが最終回になるのではないかと心配されていました」(テレビ誌ライター)

 見どころいっぱいの最新作。放送後、意外にも注目を集めたのは脇を固めた俳優・松尾諭だった。松尾諭と聞いてもピンとこないかもしれないが、昨年夏にオンエアされた大泉洋主演ドラマ「ノーサイド・ゲーム」において、何かと妨害工作を仕掛けてくるライバルチームのGMといえば頭に浮かぶだろうか。「ハケンの品格」第2シーズンの第1話においても、女性の派遣社員への性的ハラスメント疑惑を追及される人事部主任を演じて、鮮烈な印象を残した名バイプレーヤーだ。

 そんな松尾は今作において、新十津川町出身の同級生3人のうちの1人、赤池庄五郎を演じた。東京に出た他の2人と違ってただ1人、町に残って農家を営んでいる。ふとしたことから殺人事件の容疑者にされ、猟銃を手に町役場に立てこもることになる。

「赤池ら同級生3人が高校生だった頃も描かれました。この時は松尾そっくりの少年が赤池を演じています。この少年があまりに松尾そっくりだったことで驚きの声が上がりました。特徴のあるごつい顔はうり二つ。しぐさも松尾によく似ていたため、『CGで松尾を若くしたのではないか』という声も出たほどです。米マーベル作品の映画『キャプテン・マーベル』では、フューリーの若い頃をサミュエル・L・ジャクソンが演じ、CGで若返らせました。この技術を使ったのではないかと考える人もいたようです」(前出・テレビ誌ライター)

 松尾諭と高校生時代を演じた少年がどれほどそっくりだったか。バイプレーヤーの回想シーンで、主演・高橋英樹の名演技にひけを取らないインパクトを残した今作はABEMAやTVerで観ることができるので、ぜひその目で確かめてほしい。

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