「緊急事態宣言を受けてしばらく撮影がストップしていた『全裸監督2』ですが、すでに6月上旬から収録を再開しています。まずはコロナ対策をきちんと取ったうえで、スタジオでの収録を先にすませて、見物人などが殺到しそうな屋外ロケなどはすべて後回しにするプランのようです」
芸能関係者が明かすのは、ネットフリックスで配信されるや世界的な大ブームとなった「全裸監督」続編の最新動向だ。原作の奥深さや脇役の好演、ストーリー構成、地上波では絶対にオンエアできないタブー知らずの演出など、その要因は数あれど、やはり主演の山田孝之の迫真の演技なくして、あれだけのヒットは実現しなかっただろう。
その山田といえば、緊急事態宣言下の5月のGW明けに沖縄を訪問。玉城デニー沖縄県知事が《どうか今の沖縄への旅はキャンセルして受け入れ可能な時期までお待ち下さい。stayhome weekして下さい》と“来県自粛”を呼び掛けていただけに、この沖縄バカンスの模様が「文春オンライン」で報じられると、同行した人気俳優・新田真剣佑とともに世間やマスコミから猛バッシングを浴びることとなった。
真剣佑は5月21日に非を認めて、自身のツイッター上で《皆様からのお叱りの言葉を心に刻み、意識や行動を見直し改めます。この度は本当に申し訳ありませんでした》と謝罪文を発表した。
ところが、山田孝之はこうした謝罪コメントを公にすることはなかったため、ネット上では《山田の所属事務所は『厳重に注意いたします』とコメントしていたから、それで済んだと思ってんじゃないの?》《ほとぼりが冷めるのを待つダンマリ作戦》《イケイケのネットフリックスがバックについているから強気なのかな》といったさまざまな憶測が流れた。
だが、山田は世間一般の知らないところで“極秘謝罪”をしていたという。広告代理店関係者は、「実は山田さんには沖縄に行かなくてはいけない事情があったのです」と前置きしたうえで、次のように続ける。
「山田さんは沖縄生まれで、実は現地に親族が何人かいます。そのうち、かなりご高齢の親族の一人が、どうも春頃から体調が思わしくなかったようです。そこで、コロナ禍の撮影中断でちょうどスケジュールが空いたこともあって、お見舞いに行ったというのが真相のようです。もっとも、『文春オンライン』の記事ではクルージングを楽しむ姿を撮られてしまい、すっかりバカンス旅行のイメージがついてしまいましたからね。今さら言い訳したくないという気持ちと、沖縄に行ったことは間違っていない、という複雑な心境を抱えていたのではないでしょうか。山田といえば、数々の有名企業とCM契約を結んでいますが、この親族のお見舞いが本来の目的だったという話は、山田サイドから各スポンサー企業に謝罪の意とともに伝えられ、沖縄の件は一応の説明責任を果たしたと聞いています」
クルージングを楽しんだのは事実としても、そもそもお見舞いのための沖縄訪問だとしたら、世間に対し、「軽率な行動」と認めて謝罪するわけにはいかなかった心情も理解できる。ファンとしては謝罪の言葉よりも、「全裸監督2」の吹っ切れた演技を期待しながら待つしかないようだ。
(倉田はじめ)