壊れたエアコンは売るのが正解!? リサイクル店が明かす「換金条件」とは?

 ムシ暑い日も増えてきて、いよいよ梅雨の季節である。新型コロナに対処する新生活様式では、換気の重要性を説いている。が、家にいる時ぐらいは閉めきってエアコン全開。キンキンに冷房を効かせて、不快指数ゼロを味わいたい。

 ところが、エアコンの具合が……なんてことはないだろうか。この時期、故障に気づいてエアコンを買い替える人が実に多い。壊れたエアコンは家電リサイクル法に基づいて業者に引き取らせるのが正道だが、金に換えることも可能だ。

「比較的新しいエアコン、だいたい製造5年以内ならば、壊れていても買い取ることがあります。修理が可能なこともありますからね。冷却能力が4kW以上の高性能なものならば高値がつくこともありますが、コンパクトな家庭用なら3000円ぐらいでしょう」

 こう話すのは、都内リサイクルショップ店長。5年よりも以前のエアコンだと、簡単には引き取ってくれないという。

「製品としてリサイクルすることを諦めて、非鉄金属回収業者に持ち込む人もいます。エアコンから銅やアルミを取り出して転売する業者なのですが、本体と配管、室外機のセットが2000円ぐらいで売れるそうですよ」(店長)

 だが、エアコン売却の難点は取り外しだ。冷媒ガスのポンプダウンなど難易度が高い作業が必要になってくる。取り外しを業者に頼めば、売却できても赤字確実。腕に自信がある人しかお宝化は望めないのだ。

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