ワタミの“臨時休校支援”に上がる「これぞホワイト企業!」の称賛

 ワタミが新型コロナウイルスによる学校の休校要請を受けて、日替わりで夕食の宅配をおこなう「ワタミの食卓」を小学生・中学生・高校生を対象に無料で提供したことに、称賛の声が相次いでいる。

「提供は3月9日から4月3日までで、まごころ御膳(5日間コース3080円)または、まごころおかず(同2900円)を週単位で注文を受け付け、対象者への弁当代は無料となり、配送諸経費が1食あたり200円かかるのみとなっています」(飲食業界関係者)

 弁当の中身は日替わりで、栄養管理士によるバランスに配慮された献立になっており、同社は「社会インフラ事業として、可能な限り社会に貢献していきたい」とコメントしている。

 こうしたワタミの支援にネット上では、《ブラック企業のイメージはどこへやら。これぞまさにホワイト企業》《ワタミには色々言いたい人もいるだろうが、これは素直に褒めるべき》《素晴らしい試みだと思う。すべての小中高生には届かないかもしれないが、助かる家庭は多いはず》《1食200円なんて安すぎる。小学生を持つ親として本当に助かります》など絶賛するコメントが多く寄せられていた。

「ワタミではこの予約を、3月2日から本社や全国2カ所の受付センターで対応したそうですが、2日間で累計400万件以上の電話が殺到し、4日には予定数量の50万食に達し受付を終了したことを発表しました。確かに、ワタミはかつて『ブラック企業大賞』に選ばれ、世間にはそのイメージがいまだに残っている面もありますが、現在は昨年復帰した創業者・渡邉美樹会長のもと、新しいワタミにと汚名返上に努めています。今回の無料提供も、その姿勢の一つの表れなのでしょう」(経済ジャーナリスト)

 理由はどうあれ、こうした貢献はどんどん実行して欲しいものである。

(小林洋三)

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