ボイコットジャパンで悲鳴の「対馬」に“脱・韓国”の政府支援

 日韓関係の悪化によって韓国人観光客が激減し、大きな打撃を受けた長崎県対馬市を日本政府が支援することを表明した。

「対馬は、韓国・釜山から約50キロ。そのため昨年には韓国人観光客約41万人が訪れ、外国人観光客のほとんどを韓国人が占めていました。しかし、日韓関係が悪化したことにより韓国国内でボイコットジャパン運動が活発になると、今年11月には韓国人観光客が前月比9割減となり、昨年に比べると15万人の減で、島内消費は約33億円減にのぼると見られています」(社会部記者)

 そこで12月13日、国土交通省は韓国以外からの外国人観光客を呼び込むための観光資源の発掘や、旅行商品の開発などに充てる今年度補正予算案に1億8000万円を盛り込み、内閣府も日本人観光客誘致のために補正予算案に2億5000万円を計上したのだ。
 
 これに対しネット上では、《これからは韓国に頼らず、国内外様々な地域から客を呼び込む努力をするのは良いこと》《対馬は韓国人が多いイメージがあったから、なんとなく敬遠していた日本人も多いはず》《対馬は自然が多く魅力的な場所。SNSでもっと国内にアピールすれば、観光客は絶対に集まる》など、国の姿勢を評価する意見が上がっている。
 
「対馬は日本人より韓国人観光客が多い島と言われ、毎年40万人ほどの韓国人が訪れていました。それだけ人気を集めているだけあって、対馬には様々な文化財や天然記念物、アウトドアスポットなどがあり、とても魅力的な島なのです。残念ながら今まではそれを十分にアピールできていない面もある。つまり韓国以外の外国人にも国内の観光客についても、まだ呼び込むノビシロは十分にあるということです」(観光ライター)

 脱韓国へ向けた対馬の新たな取り組みに期待だ。

(小林洋三)

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