三重県議に殺害予告メール8000通!「生理用品配備」議論の波紋

 SNS上で物議を醸していた三重県議会の共産党所属女性議員による「生理用品の配備」要望騒動が、ついに殺害予告メール事件に発展。大きな波紋を広げている。

 県政史上最年少の25歳で初当選した三重県津市の県議会議員、吉田紋華氏は3月25日、自身のXで、

《今日いきなり生理になって困った。用があって寄った津市役所のトイレにはナプキンは残念ながら配置されてなかった》《家に帰るまでちゃんと対処できなかった。27歳でもこんなこと起こります》

 と投稿。翌26日の投稿でも、

《『生理への対処は自己責任』とされていますがそれでいいのでしょうか》《パーソナルイズポリティカル。ジェンダー的な個人の問題はまさに社会の問題。性と生殖に関する困りごとを福祉的に解決することに、税金を使うべきです》

 と主張。ハッシュタグで、

《#トイレットペーパーみたいに生理用ナプキンをどこでも置いてほしい》

 と続け、公共の場への生理用品配備の必要性を訴えていた。

 ただ、吉田氏の投稿に対しては当初から賛否の声が上があり、《公共のトイレにあれば、いざというときに助かる!》《無料でナプキンを置いてくいれればうれしいけど》という意見がある一方、《大人なんだから普通はもしもに備えて1枚は持って歩くでしょ?》《いやいや、税金で置いてほしいとかやめて》といった批判的な意見も少なくなかった。

 そうした中、あろうことか吉田氏のもとに殺害を予告するメールが届いたとして、同氏が津署に被害届を提出したことが明らかになったのが、3月31日のこと。

「吉田氏や県議会事務局によれば、メールは議会事務局の総務課と企画法務課宛てで、件名はいずれも『いい歳して非常用ナプキンを持ち歩かない吉田あやか議員を殺害します!』。3月28日の夜から31日夕方まで1分おきに同一のメールが届き続け、合わせて8000通以上。差出人はすべて同じメールアドレスで本文も殺害に言及する内容だったため、すぐに警察に被害届を提出、受理されたというわけです」(社会部記者)

 31日、県庁で記者会見を開いた吉田氏は、「大変恐怖を感じている。県議として責任を果たすために仕事をしており、萎縮する。警察にはしっかり捜査してもらいたい」と語っているが、むろん暴力で言論を封じようなど決して許されるべき行為ではない。

 この騒動を巡っては、国内外のユーチーバーやインフルエンサーなども様々なコメントを出している。俳優・岸谷五朗とミュージシャン・岸谷香夫妻の長男で、現在イタリアのボッコーニ大学に在籍中の実業家兼インフルエンサー岸谷蘭丸(23)もSNSで、《生理用ナプキンを置くか否かで議論が起こるの、やはり日本のトイレはレベルが高くてすごい、イタリアなんてナプキン以前に便座ないんだぜ、盗まれるから》と投稿。日本の恵まれたトイレ事情を改めて痛感させられるばかりだが、この生理用品配備を巡る議論、今後、どのような展開が待っているのか。

(灯倫太郎)

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