新紙幣が7月3日に発行され、流通が始まった。
1万円札の肖像画が「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一、5000円札は女子高等教育の先駆者の津田梅子、1000円札は細菌学者の北里柴三郎となる。
国立印刷局は今年度末までに計74億8000万枚の新紙幣を日銀に納入する見通し。三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクは4日以降、各店舗での取り扱いを始め、ATMへの充てんも進めるとしている。
新紙幣への対応は業界によってさまざまで、大手コンビニ・スーパーのレジ、鉄道の券売機などは8~9割り程度の更新が完了しているものの、飲食店の券売機は5割程度、飲料の自動販売機は2~3割り程度にとどまっているという。
ところで新紙幣を目にした際、チェックしたほうがいいのが「記番号」だそうだ。
「激レアとされる記番号にはプレミアがつく可能性があります。新紙幣の記番号は数字6ケタの前後にアルファベットが2文字ずつ入る計10ケタ。最も高値が付くのは『AA111111AA』『AA888888AA』などの『AA(ゾロ目)AA』。次は『AA000050AA』など『AA(100以下の数字)AA』のものだとか。あとはアルファベットは関係なしで『000001』、『ぞろ目』、『123456』、『012345』がレア度が高いといいます。ちなみに過去には、樋口一葉の5000円札の『A888888A』に82万円の値がついたそうです」(夕刊紙記者)
ちょっとした楽しみにしたい。
(鈴木十朗)