巨人入り前進か!? 楽天・安楽智大がパワハラで自由契約に

 大方の予想通り楽天球団は、後輩選手へのパワハラ疑惑がかけられていた安楽智大投手を保留者名簿から外すことを、森井誠之球団社長が発表した。

 安楽は12月1日に自由契約選手として公示され、楽天を含む12球団、また獲得を望む海外の球団とも交渉できる。

「3年連続50試合以上登板で防御率3点台前半という中継ぎ右腕は、成績だけ見れば獲得したい球団はあるでしょう。とくにブルペンが弱い巨人は喉から手が出るほど欲しい人材。27歳と年齢的にも脂が乗り切っていますし、自由契約となり噂されていた巨人入りが一気に前進するのではないでしょうか」(スポーツライター)

 巨人には後輩選手への暴力事件で謹慎していた中田翔を獲得したという“実績”もある。ただし、今回はさしもの巨人も手を出さないのではないかと予想するのはスポーツ紙記者だ。

「阿部慎之助新監督のもとチーム作りの最優先課題は『愛される巨人の復活』です。近年は坂本勇人が中絶スキャンダルをスッパ抜かれたり、何かとイメージが悪い。しかも優勝争いから遠ざかっていることもあり、ファン離れが懸念されています。せっかく原前監督に退陣してもらってイメージ刷新するのですから、パワハラ告発を受けたような選手をわざわざ取りに行くとは思えませんね」

 巨人でなければ、僅差のゲームに弱い日本ハムという目もあるかもしれない。新庄監督がどう判断するか。国内が厳しければメジャーという道もあるが、日本以上にハラスメントに敏感なMLB球団が契約する可能性はゼロに近いだろう。

 自業自得とはいえ、このまま失業するのはもったいない。救世主は現れるのか。

(飯野さつき)

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