広末涼子は見習ってほしい?「不貞」から復活した女優たち

 自身の不貞発覚で評判が地に堕ちてしまった女優・広末涼子。しかも、お相手の人気シェフ・鳥羽周作氏が、騒動についてコメントした和田アキ子について「頭悪い」と言い放つなど、場外乱闘の様相を呈している。

 無期限謹慎の処分を科され芸能活動自粛を発表している広末だが、その後、夫であるキャンドル・ジュン氏の不貞&暴行疑惑や、鳥羽氏の強気発言とどんどん飛び火・延焼し、女優復帰は一段と厳しい状況だ。

 だが、彼女のように不貞スキャンダルに見舞われながらも、再び第一線へと返り咲いた女性芸能人は存在する。

 なかでも象徴的なのが、広末と同じくアイドル出身の女優という経歴を持つ斉藤由貴だ。彼女は91年に歌手の故・尾崎豊、93年にタレントの川崎麻世、17年に50代医師と、3度の不貞が報じられている。

 3度目の不貞報道のときは、出演予定だった大河ドラマ「西郷どん」を辞退し、2社のCMを降板。ところが活動自粛からわずか半年でスピード復帰を果たしている。

「先の2回は相手が既婚者で彼女は独身。同じ不貞でも被害者のような扱いでした。17年の医師とはW不倫でしたが〝前科〟があったため、良くも悪くも驚きはなかった。のほほんとした謝罪会見も人柄が出てプラスに作用したと思います。お相手も一般の開業医で、鳥羽シェフのようにメディアに出る有名人ではなかったので、そのことも結果として被害を最小限に抑えることになりました」(スポーツ紙芸能デスク)

 また、04年にギタリスト・布袋寅泰との不倫がスクープされた高岡早紀も同じくアイドル出身の女優。当時、彼女は俳優・保阪尚希と結婚しており、布袋の妻も歌手・今井美樹と、登場人物がビッグネームばかりのW不倫劇だったが、世間から大バッシングされるような大騒動にはならなかった。

「高岡は独身時代に完脱ぎ写真集を出版。映画でもマッパを披露するなど魔性のイメージがあり、世間が彼女の移り気に対しどこか納得するようなところがあった。高岡はこの不倫が原因で離婚しますが、この後も途切れることなく数多くの映画・ドラマに出演し続けています」(同)

 時代もあろうが、2人の女優に比べると、今回の広末に対する世間の風当たりはかなり厳しい。

「若いころに奇行ぶりが報じられたこともありますが、基本的には清純派を保ちました。佐藤健との不貞疑惑報道が出ても致命傷にはならず、最近は良き母親という印象をウリにして出演を増やしていました。女性からの支持も多かったのですが、それが今回、全部崩れ去ってしまった。復帰するには女優としてのイメージをゼロから作り上げる必要があります」(同)

 以前のようにトップ女優の座に返り咲くことは簡単なことではなさそうだ。

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