川口春奈「夏ドラマの裏かぶり」で緊急措置!柄本佑は「かぶってOK」な理由

 女優の川口春奈が主演した2022年10月期ドラマ「silent」(フジテレビ系)。放送後、ツイッターの世界トレンドで毎週のように1位を獲得、見逃し配信の再生回数は全11話で6191万回と歴代最高を記録した。

「silent」の大ヒットにより、ドラマのオファーも殺到していると見られる川口。7月にスタートする俳優・中村倫也主演のドラマ「ハヤブサ消防団」(テレビ朝日系)への出演も決定したという。同作は「半沢直樹シリーズ」などでお馴染みの小説家・池井戸潤氏の同名小説が原作。テレ朝の大ヒットシリーズ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」と同じ〝木曜ドラマ〟(午後9時枠)とあり、同局の期待の高さがうかがえる。

 しかし、川口が出演中のレギュラー番組「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」(TBS系)の放送は木曜午後8〜10時。「ハヤブサ消防団」の放送時間と重なる、いわゆる〝裏かぶり〟となる。裏かぶりとは、同じ芸能人が同時間帯の裏番組に重複して出演すること。同じ芸能人が同時に2番組に出演することで、視聴者が分散するおそれがあり、スポンサーが難色を示すこともあるなどとして、裏かぶりは業界ではタブー視されている。今回の件では、ドラマの放送期間だけ川口が「モニタリング」を欠席することで折り合いがついたと、「女性セブン」が報じている。

 芸能人の裏かぶりは以前にも何度かある。その一例が俳優の柄本佑だ。

「柄本は22年放送のドラマ『空白を満たしなさい』(NHK)と『初恋の悪魔』(日本テレビ系)で裏かぶりをしました。ただ、公共放送のNHKには民放のようなスポンサーがなく、裏かぶりをそれほど気にしていません。そのため、柄本の裏かぶりは問題視されませんでした。ただ、川口の場合は民放同士。裏かぶりは緊急避難できたようですが、ドラマの放送期間中、川口目当てで『モニタリング』を見ていた視聴者が、ドラマに流れるのは必至。ドラマは原作が池井戸作品で、水卜麻美アナとの結婚で話題の人気俳優・中村が主演。大ヒットする可能性は大です。TBSと『モニタリング』のスポンサーは、ドラマの行方が気になってしかたがないでしょう」(テレビ誌ライター)

 ドラマ公式HPでは、川口の出演はまだ公表されていない。正式に出演となれば、裏かぶりを避けたことがどう出るか、注目してみたい。

(石田英明)

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