いつ首脳陣の堪忍袋の緒は切れてしまうのだろうか。 アスレチックスの藤浪晋太郎投手が4月22日に4度目の先発でマウンドに上がったが2回3分の1を7安打8失点で降板しメジャー初勝利はまたまたお預けになってしまった。
この日は72球を投げて2奪三振、4四死球そして2暴投だった。結果はアスレチックス3−18レンジャーズであったが、藤浪の不甲斐なさにアスレチックスの首脳陣は頭を抱えているに違いない。
さすがのアメリカのメディアも藤浪のことを辛辣に伝えている。
AP通信は「アスレチックス、レンジャーズにボコボコにされる。藤浪晋太郎がめった打ちに、またもだ」の見出しで「アスレチックスはオフの大補強だった藤浪晋太郎が再び炎上するのを目にした」「メジャーデビュー登板の醜悪な数字と全く同じだった」と報じた。
この結果に対し、日本の阪神ファンからもネット上に辛辣な声が乗っている。
《アスレチックスのスカウトマンは一体藤浪の何を見てスカウトしたのだろう。今頃クビを洗っているんじゃないの》《精神云々ではなく、結局実力がないということ。日本に帰ってきてもオファーはないんじゃないか》《高校時代は大谷よりも将来性があった可能性があったけれど、今となっては大谷と比較すらできない存在になり下がってしまった》‥‥。
藤浪は阪神からポスティング(入札)制度を利用し、1月にアスレチックスと年俸325万ドル(約4億4000万円)の1年契約を締結。今月1日、開幕2戦目のメジャーデビュー登板(対エンゼルス)は2回3分の1を5安打8失点、3四球、4奪三振だった。
「さすがに先発はもう任せられないと思います。これで敗戦処理に回るか、それとも故障を言い訳にして登板しない可能性もあると思います。この藤浪の成績で興味を持つ他の大リーグチームはまずないでしょう。可哀そうですが、藤浪のMLB挑戦は終わったと見ていいんじゃないですか。それでも年俸は約4億4千万円貰えるのだから羨ましいですけれど」(スポーツ紙デスク)
今シーズン、出足好調な阪神の首脳陣たちは、藤浪の初勝利お預けの結果に複雑な気持ちだろう。果たして藤浪に最後のチャンスは与えられるのか。それともチャンスも与えられずにフェードアウトしてしまうのだろうか。