国会で子供問題がくすぶる中、新たに浮上したのが岸田総理自身の子供問題だった。「週刊新潮」2月2日号で「あの長男秘書官が外遊で観光三昧」と総理秘書官を務める翔太郎氏(32)の豪遊外遊がスッパ抜かれたのだ。
記事では1月9日からの総理の欧州・米国への外遊に同行した翔太郎氏が、ビッグベンやバッキンガム宮殿などの観光地へ公用車を使い訪れたこと、高級デパート「ハロッズ」やマーケットでお土産を購入していたことが事細かに報告されているが、
「岸田総理は昨年10月の臨時国会に合わせて息子を秘書官に起用している。政治経験がゼロに近い翔太郎氏をいきなり総理秘書官にすることは身内びいきだと批判にさらされたが、秘書官の中にも面白くないと思っている人間がいてもおかしくはない。記事では、カナダのトルドー首相と会食した際に、翔太郎氏が一緒に写真撮影したエピソードまで詳細に語られている。いずれにしても身内の同行者が火種をまいているのは明白です」(官邸キャップ)
この翔太郎氏は昨年末に、一部テレビ局記者への情報漏洩が報じられたばかり。再び外遊先で豪遊醜聞を引き起こすようでは親の七光りに泥を塗るようなものではないか。
しかし、岸田総理は、「個人の観光動機では一切ない」と強弁。「閣僚へのお土産の購入のためで、私のポケットマネーを使った」と断言したが、
「高市早苗経済安保担当相(61)、河野太郎デジタル相(60)など複数の閣僚が口裏を合わせたようにお土産をもらったことを明かした。その中身はプライベートを理由に明かしませんでしたが、どうやらイタリアの高級ブランド、ジョルジオ・アルマーニのネクタイなどだったようです」(政治部デスク)
政治評論家の本澤二郎氏は開いた口が塞がらない様子だ。
「お土産購入が公務とはムリ筋もいいところ。アルマーニだかなんだか知らないがパリ、ロンドンで豪遊していたということなのでしょう。物価高で苦しんでいる庶民にはまったく理解できない話です。秘書官の他に現地の大使館員なども動員しているのでしょうが、ハッキリ言って税金の無駄遣いはやめるべきです。菅義偉前総理(74)も総務相時代に長男を政策秘書官にする悪しき前例を作っていたが、身内をひいきの引き倒しにするのは恥ずかしいことこの上ありません」
いずれは後継者とすべく帝王学のつもりなのだろうが、とどのつまりは子育ての苦労を経験していない〝親バカ所業〟という実態が露呈しただけにすぎないのだ。