フリーアナウンサーの羽鳥慎一が1月23日、キャスターを務める情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演、マスク警察に苦言を呈したが……。
政府は新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを現状の2類相当から今春にも5類に引き下げることを目指している。それに合わせて4月下旬にも屋内でのマスク着用を原則不要とする案も検討するという。
番組では、マスク着用について出演者がトークを展開。月曜コメンテーターを務めるニューヨーク州弁護士で信州大学特任教授の山口真由氏は「個人で外したくない人は外さなければいい」としたうえで、「マスクをしたくない人に(マスクを)強要しない。マスクをしたい人に外すことを強要しないことができればいい」と、マスクの着用は個人の自由でよいとの見解を示した。
山口氏の意見を受けて、羽鳥アナは「科学的な根拠をある程度は示してもらって、こういう場所とこういう状況では(マスクを)した方が効果的ですけど、最終判断はご自身にお任せしますよ、と」と、山口氏に同調。続けて「マスク警察みたいな(ものが)一時期あったのは、ちょっともうなしで」と、マスク警察を批判するかのような意見を述べた。
羽鳥アナの発言に対して、視聴者は「どの口が言う」「今までマスク着用を推奨していたのでは?」「マスクは欠かせないと言っていたのに……」と疑問の声が噴出した。
1月19日放送の同番組でも、マスク着用の賛否を特集。羽鳥アナは「『ゴールデンウィーク前にマスクなしで観光に出かけてください』と言えれば、国民の心も晴れやかになる」という政府関係者の言葉を紹介したあと、「気分的にはマスクを外したいのでしょうが、やはり根拠がないとね。晴れやかになるから外しましょうというのは……」と脱マスクに苦言を呈していたのだ。
「たった数日前に脱マスクを批判していたのに、この日の放送では個人の自由であることを強調するとは、手のひら返しにも程があります。しかも同番組では一貫してマスク・PCR検査・ワクチンを推奨してきました。第8波でコロナ死が問題視されている中、今更マスクは個人の自由だと言っても、視聴者は納得しないでしょう。ちなみに、マスク警察を批判していましたが、2022年4月21日の放送では『以前は窮屈だったマスク生活が、今は逆にマスク生活が楽になっているようです』とコメントしていますからね」(芸能記者)
今後も羽鳥アナのマスクに関する意見に注目だ。
(石田英明)