羽鳥慎一も困惑!?「コロナの女王」の“テレ朝離れ”はなぜ起きた?

 コロナで明け、コロナで暮れた2020年。ワイドショーや報道番組などに連日出演し「コロナの女王」として引っ張りだこだったのが白鴎大学教授(公衆衛生学)の岡田晴恵氏だ。

「昨年の岡田氏は上半期のテレビ番組出演数が276回と、ハリセンボンの近藤春菜に並ぶほどの露出ぶりでした。ところが10月に入ると、2月から8月の出演数が月平均20回という、テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』への出演が突然減少。第3波が到来した11月もかつての“主戦場”への出演は数回だけになってしまったんです」(テレビ情報誌ライター)

 コロナ禍においても視聴率トップをひた走る同番組。好調を支えた功労者と言われただけに、彼女とテレ朝との間に何かトラブルがあったのではないかと囁かれたが…。

「実は、岡田さん、7月1日付でワタナベエンターテインメントに所属することになったんですよ。岡田さんはそれまで無所属だったため、よほどのことがない限り、オファーを断らなかったのかもしれません。ナベプロの文化人枠には、林修氏や加藤一二三氏など多くの著名人が所属しているため、岡田さんも安心してマネジメントを任せているのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 岡田氏の“テレビ朝日離れ”には別の要因もあるようだ。裏番組となる「グッとラック!」(TBS系)は、MCの立川志らくをはじめ、クイズ王の伊沢拓司氏やヴァイオリニストの木嶋真優といったナベプロ所属の文化人がレギュラー出演しているとあって、岡田氏の「モーニングショー」への露出減はTBS側への忖度とも受け取れる。

 とはいえ、報道番組やワイドショーへの出演回数が激減する一方で、昨年から目立ち始めたのがバラエティ番組への出演だ。昨年12月27日に放送されたフジテレビのバラエティ特番「有吉%〜半分とれるかな?〜」では、京大卒のロザン・宇治原史規、元衆院議員の金子恵美氏とともに「インテリチーム」のメンバーとしてクイズに挑戦。「急に振られて仕方なくやるものまねは?」とのお題でアンケートが紹介された際、有吉が「(ものまね)あります?」と振ると「私なら動物」と答えたうえで、ノリノリで「にゃーん」と猫のものまねを披露したのだった。

「有吉は大爆笑でしたが、そのクオリティーの低さにアンガールズの田中が『そんなもん通用するか!テレビで!』とツッコむと、岡田さんは舌をペロリと出してはにかみ、有吉も『ずいぶん艶っぽいですね!素敵でしたねー!』と笑いながら絶賛していました。クイズ番組に限らず、たとえば深夜のバラエティ『家事ヤロウ!!!』(テレ朝系)でも、自身の作った煮込みハンバーグを真面目かつ面白キャラで食レポするなど、制作サイドが何を求めているのか、勘所もおさえている。厚労省国立感染症研究所の元研究員という肩書きとは裏腹な愛嬌あふれるキャラなど、視聴者にとって、彼女は“不思議ちゃん”のような存在なんです。そう考えると、今後は『コロナの女王』ならぬ『バラエティの女王』としてブレイクする可能性も十分考えられますね」(前出・スポーツ紙記者)

 ちなみに、岡田氏はサカナクションのファンで、猫を飼っているそうだが、それ以外の私生活は謎のまま。近く、緊急事態宣言が発令されそうだが、岡田氏のバラエティ進出に「モーニングショー」の羽鳥慎一も困惑しているかもしれない。

(灯倫太郎)

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