「Twitter Blue」ついに上陸も日本人ユーザーが及び腰になる「致命的理由」

 米ツイッター社は1月11日から有料プラン「Twitter Blue」を日本でも開始した。

「Twitter Blue」は2021年6月からアメリカなどでスタート。様々な特典が受けられるサブスクリプションサービスで待望の日本上陸となるが、ネット上では少々腰が引けた反応が多く見られる。

 日本版「Twitter Blue」の利用料は月額980円、iOSアプリから登録する場合は月額1380円。加入した電話番号認証済みユーザーには青いチェックマークが付けられ、ツイートの編集や長時間動画の投稿、ブックマークのフォルダ機能などが利用可能となる。また今後は検索結果などで一番上に表示されるようになり、表示される広告数も半分になる機能も実装されるという。

「ツイッター社のイーロン・マスクCEOが『ツイッターの中心は日本』と述べているように、日本が世界で最もツイッターの利用率が高い国とされています。そのため『Twitter Blue』の上陸を心待ちにしていたユーザーも少なくなかったと思われますが、やはり月額980円で広告が半分しか減らないことが引っかかっているようで、『広告半分』がツイッターのトレンド入りを果たすなど大きな話題となっています。結果、加入を辞めたという声も多く見られます」(フリージャーナリスト)

 マスク氏は言論の自由保護を理由に広告依存を低減させる方針で、そのために海外では「Twitter Blue」の利用料の値上げも実施してきた。マスク氏はすでにCEOを辞任する方針を明らかにしているが、新CEOの下、この方針がどうなるのか注目したい。

(小林洋三)

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