27日に行われた森保ジャパンのW杯2試合目となるコスタリカとの一戦。ドイツ戦の勢いを駆って、日本代表初となるグループステージ2連勝での突破を日本中が期待していたが、結果はまさかの0—1敗戦。
さらに日本時間の28日早朝4時から行われた同グループのスペイン対ドイツ戦は、ドイツが最後に追いついて引き分けに。これにより、日本はさらに崖っぷちに追い込まれる展開になってしまった。
「コスタリカ戦はAbema TVで解説していた元日本代表の本田圭佑さんの発言に注目が集まりました。日本の敗戦後、本田さんはドイツ×スペイン戦はスペインを応援すると明言。日本が決勝トーナメントに進出するためにはドイツの脱落を望むしかないという意図ですが、ファンもこれに呼応。早朝のスペイン勝利を願うことになりました。ところが本田さんやファンの祈りも通じず、ドイツが土壇場で同点に追いつきドロー。これで一気に日本がグループリーグ敗退の危機を迎えてしまったんです」(スポーツライター)
「ドーハの悲劇」から29年、この因縁の地で日本代表は強豪ドイツに逆転勝利したことでメディアは一斉に「ドーハの奇跡」「ドーハの歓喜」と報じたのだが‥‥。
「コスタリカ戦の敗戦と、スペイン×ドイツ戦の引き分けで一気に逆風が吹いています。次のスペイン戦で引き分けたとしても、決勝進出はコスタリカと戦うドイツ次第。日本は勝利しないと突破が厳しくなりました。それもあって、ドイツに勝利した直後に各メディアがこぞって書いた『ドーハの奇跡』が、ファンの間であっという間に次の形に上書きされたのです」(同)
その新たなワードが「ドーハのぬか喜び」なんだとか。12月1日には何とか結果を出して「ドーハの狂喜」で、随喜の涙を流したいものだが‥‥。
(飯野さつき)